映画「竜とそばかすの姫」で主人公のすず（鈴/ベル）は忍と恵（けい/龍）のどっちに恋をしたのでしょうか？
また忍はなぜすずのことをベルだと気づいたのですか？
恵の兄弟のお父さんが鈴に殴るのを躊躇った虐待シーンもありましたがその後はどうなったんでしょうか？
竜とそばかすの姫 すずはどっちが好き？忍？恵（けい）？
【ネタバレ解説】「竜とそばかすの姫」竜の正体とすずの選択、ラストの展開にこめられた細田守監督の思い
すずが恵たちを助けたあと、本作の冒頭で＜U＞の説明として「さあ、世界を変えよう」と呼びかけるナレーションが繰り返されます。すずの行動を見てきた観客は、その言葉を違った意味にうけとめるはずです。
細田監督は、ナレーションの言葉の受けとめ方が変わるのは見ている人の意識が変化したからで、その仕掛けを「ネットと現実社会の向き合い方みたいなものに対する一種の問題提起」であると説明しています。この部分も、エンタテインメント作品にそうした要素をこめないほうが、さらっと見られて物語としていいのではないかという声があったそうですが、細田監督は「僕はやっぱりあった方がいいんじゃないかと思う」と決断した理由を力強く語っています。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a09af5c204b0b07c1121d3a7707cf73a4eb14a0
映画「竜とそばかすの姫」で主人公のすず（鈴/ベル）は忍も恋愛対象でしょう
ストーリーの中で忍に思いを寄せているような描写が大小さまざまちりばめられています
それに対して、恵（けい/龍）は恋愛感情ではなくどちらかというと過去へのトラウマや現在の自分への不満・葛藤を抱えた姿で暴れる竜が鈴(己自身)と重なり一種のシンパシーを感じただけかもしれません。
・鈴には母が見知らぬ子を助けて死んだ理由が分からない
→自分も母のように見知らぬ子を助けたらその理由が分かるかもしれない
・恵は母親を失っていて、父親に虐待されている
→鈴はそれを知って恵を助けようと思った
・虐待父親は鈴を前にして殴ることが出来なかった
→鈴の姿に、亡くなった自分の妻(恵にとっての母)を思い出して殴れなかった
以上のことから、鈴＝恵にとっての母という存在になったんじゃないかという予測です
合唱団のおばちゃんの過去の思い出話がありましたが淋しそうな目をした彼を放って置けなかったってことです母性本能ってやつかも知れません
ちなみに、しのぶ君とコーラスのおばさんたちはスズがベルであることを知っていたようですが、どの時点で気づいたのか、どうして気づいたのか、は小説でも明確にはされていません。
鈴の母親はコーラス隊のメンバーであった。そして彼女達は鈴の母親代わりであった。
また忍も同様に鈴に対して、母親の代わりになろうとする意識があった(ラストの普通に付き合える、という台詞はこれに由来します)
それらから鈴の歌と作曲の“癖”を知っていたので気づいたようです。
ベルの出現時期とかぶるように鈴に変化があった。
ベルの語源をフランス語の美しいと予想されてたけど
単純に鐘とか鈴を表す英語のベルが語源だということは予想がつく。
好意を寄せてたからこそ鈴が曲を作ってたことを覚えていて
ベルの曲調が鈴のセンスと同じと感づいた。
ルカへの憧れがあることを知っていたので
ルカの顔をモデルにそばかすつけたと感づいた。
これらを総合してベルは鈴と断定したのかと。
竜とそばかすの姫 恵（けい）兄弟はどうなった？
映画「竜とそばかすの姫」で恵（けい/龍）は、母を求め、父から弟を守る為、必死に母親代わりになって弟を守ってきた。
でも、けいくんは、誰も守ってくれないし、甘える対象もなかった。
鈴は、手あたり次第暴れまくる竜を見たとき、その裏にあるけいくんのさみしさや孤独を感じ取ったんじゃないでしょうか。
でも、その感情の正体は現実の世界でけいくんにたどり着くまではわからなかった。
だから、ベルは竜に「あなたは誰？」と問いかけ続けていたんでしょう。
物語の中盤のダンスシーンで、竜がベルに顔を寄せられて、思わず目をつぶるシーン。あれは、母親に抱きしめられるときの子供の反応なのかもしれません。
だから、最後に兄弟2人と抱き合った鈴は、2人にとっての新しい母親のような存在になったということではないでしょうか。
