「坊やだからさ」とはガンダムに登場するシャアのセリフ。
どういう状況で言ったセリフなんでしょうか?
使い方がパロディでされることも多いですが、「坊やだからさ」って言われたら何て返すのがいいんでしょうか?
坊やだからさ(シャア)を考察
「坊やだからさ」とはアニメ『機動戦士ガンダム(通称:ファーストガンダム)』でガルマ・ザビの国葬の中継を見ていた時にシャアが口にしたセリフ。
ガルマを守れなかった責任を取らされジオン軍を更迭されていたシャアが、ガルマの兄・ギレン・ザビが発した「諸君らが愛してくれたガルマは死んだ!何故だ!?」との芝居掛った演説に対するコメントでした。
シャアは士官学校時代、父の仇であるデギン・ソド・ザビの息子・ガルマに「ザビ家への二心」を抱きながら接触すると親友とも呼べる間柄となっていきます。
士官学校を卒業後はガルマが突撃機動軍から地球方面軍司令へ、シャアが宇宙攻撃軍で活躍と別の道を歩みます。
アニメ序盤でシャアは「ホワイトベース(木馬)追撃」の任に就き、木馬を地球方面軍の勢力範囲内へ降下させることに成功します。
功に焦るガルマは、シャアを参謀として木馬を追撃しますが、ついに「シャアから見限られ」ます(第8話「戦場は荒野」)。
ガルマをステップにザビ家へ食い込むことを画策していたシャアですが、ガルマの能力がそれに足るものではないと見抜き、復讐の第一歩とします。「跳べ!ガンダム」における通信機工作を経て、「ガルマ散る」で決定的な好機を得るわけです。
それまで、シャアに疑いを抱くことさえしなかったガルマは、復讐を狙うシャアにとって「坊や(お坊ちゃん)」以外の何物でもなかった。
また、それをあたかも英雄のごとき扱いで国葬し、プロパカンダを叫んでいるギレンを皮肉ってるのもありますね。
それとは真逆に「親友の命よりも自分の復讐心を晴らすことを優先したシャア自身の自嘲」とする説もある。
実際、シャアと同い年でジオン・ズム・ダイクン暗殺時にはまだ子供だったガルマがその陰謀に関与しているはずもなく、彼を殺害してもシャア自身にとってそこまで大きな意味はなかったと思われ、このシーンでもどこか意気消沈した様子だった。
坊やだからさ(シャア)使い方・返しを考察
「坊やだからさ」のセリフのシーンではシャアを無警戒に信じ過ぎた結果命を落としたガルマのことを指して嘲っているという解釈が一般的。
パロディネタにおいてもほぼその説が適用されています(さらに別の場面でシャアがガルマを密かに「お坊ちゃん」呼ばわりするシーンがある)
もし「坊やだからさ」と言われた場合の返しとしてはシャアが自嘲していたという解釈から考えて
「(そんなくだらない言動をしている)お前がな。」
とするのが良いんじゃないでしょうか。