映画「ドライブマイカー」のラストの意味は?
ドライバーの三浦さんが韓国のスーパーで買い物をし、赤い車に犬を乗せて走っている場面で終わりました。
みさきは家福と韓国で暮らしているのでしょうか。それとも車をもらって韓国人夫婦と暮らしている?
ドライブマイカーのラストの意味ネタバレ
映画「ドライブマイカー」のラストの意味について、観客に解釈をゆだねる結末となっています。
あのシーンでわかってる事として
・韓国で車を運転している
・犬を一緒に連れている(ユンス家で飼っていた)
・買い物の量が多い
・車は赤のサーブ900
・頬の傷は消えている
そこから、視聴者が個人で判断するというオチです。
北海道の雪中で家福(西島秀俊)もみさき(三浦透子)も、過去から解放されています。
戒めのために治さなかった頬の傷を治療費の安い韓国で治療するために韓国に渡った事は想像できます。
犬と買い物の量から、ユンス夫妻が韓国に戻るタイミングで一緒に付いて行ったのかもしれません。
緑内障で車の運転を諦めた家福は車を手放しますが、知らないところで知らない人に乗られるよりも、みさきに乗り続けてもらいたいと思い、車をあげたのでは?とも想像できます。
ただ、車を手放したとは考えられないので家福とみさきは家族になった、大事な車にみさき一人で乗って買い物にきているところから考えても日常の風景なんだと思います。
食品の買い出しにきていることを考えると犬は韓国人夫婦に頼まれた食材の一分なのかもしれません。
もしくは、家福、みさき共に、韓国公演のために長期滞在しているのかもしれません。
ワーニャおじさんという戯曲では土地にとどまる結末だったようですが、そうではなく新しい土地へ移ったという事でポジティブに捉えられます。過去のトラウマから解放されて新天地にみんなで移ったということも考えられそうです。