秒速5センチメートルで明里の結婚相手は誰?
明里はなぜ他の男と結婚したのでしょうか?貴樹とはいつ別れた?
栃木と鹿児島で離れ離れになった後も手紙は書き続けたのでしょうか?
秒速5センチメートル明里の結婚相手は誰?貴樹といつ別れた?
秒速5センチメートルでは結末として、貴樹と明里は結ばれませんでしたが、明里にとっては貴樹は過去の思い出の人となったのでしょう。
今を生きる明里はそのことを強く分かっていたため、運命の人である今の人と結婚したのではないでしょうか。
貴樹といつ別れたのかというと、第三話の絵コンテによると、彼らは少なくとも高1の夏まで文通を続けています。そして高1の冬になるとお互い手紙を出さなくなったようです。
お互い、現地の人間関係ができてきており、少しずつ疎遠になっていったことが自然消滅の原因でしょう。
そして、高2の冬には花苗と貴樹はよく帰る仲になっていますし、明里はボーイフレンドと帰っています(3話の明里が高校生と帰っているシーンは「高2の冬で、明里の横にいる男はボーイフレンド」と新海が書き込んでいます。)
貴樹は何度もメールを作成してますが、送信していないという描写もありました。
まとめ:秒速5センチメートル明里の結婚相手は誰?貴樹といつ別れた?
秒速5センチメートルのラストシーン、踏切で明里が読んでいる文庫本は、夏目漱石の「こころ」です。
「こころ」に登場する人物「k」は自分の言った言葉を引きずって死んでいきます。それを苦にして死んだ先生、そして40年前の責任をとって死んだ乃木将軍。
そういう重い責任感を持った明治の人間が貴樹の比喩だとすれば、文庫本をそっと閉じる明里は、やはり貴樹の想いが伝わってないという解釈でしょう。
「大人になったら迎えに行くから」の一言が言えなかったんですから当たり前なのかもしれません。
お互いにどこかのタイミングで連絡ツールさえあれば再会できたはずなのにお互いそれをすることもなく至ったという現実的な結末なのかもしれません。
明里は岩舟の夢をみて、貴樹との事を「あの時はお互い子供だった。」と一蹴しています。