オーシャンズ12でファベルジェの卵は本物?それとも偽物(レプリカ)?
「ファベルジェの卵」を巡って怪盗「ナイト・フォックス」と対決しますがオーシャンズ12でファベルジェの卵の盗み方は?
オーシャンズ12でファベルジェの卵はレプリカ?盗み方は?
オーシャンズ12では、「オーシャンズ11」でテリー・ベネディクトのカジノから盗み出した1億6千万ドルの返済をベネディクトから求められたことをきっかけに、怪盗「ナイト・フォックス」(正体は青年実業家で貴族でもあるフランソワ・トゥルアー)と「ファベルジェの卵」をめぐって奪い合いをすることになります。
警備の中運ばれるのはダミーで、本物はそれらしくないカジュアルな格好の人がリュックに入れて列車で運ぶというものでした。
オーシャンズ(ダニー・オーシャンとその仲間たち)は電車の中で卵を盗みますが、実は偽物。
パリからローマに移送されている時点で、既にダニーらによって偽物にすり替えられていた(つまり、ダニーがトゥルアーと最初に会って勝負の取り決めをした時には既に卵を盗んでいた)
美術館側が本物を電車で運ばせていて、それをトゥルアーの師匠から知ったオーシャンズが盗んだということです。
警備の中運ばれるのは偽物(レプリカ)で、本物はそれらしくないカジュアルな格好の人がリュックに入れて列車で運ぶというものでした。
そこでオーシャンの仲間が、列車の中で騒ぎを起こし、その騒ぎに乗じてマット・デイモンのリュックサックが本物の宝入りのリュックサックとすり替えられたのです。
美術館でテス一行が3Dホログラムとすり替えた卵について、テスたちは本物だと信じて盗みましたが偽物。
美術館はそれを知らずに本物と信じてオーシャンズ作の偽物を展示しました。
その偽物を、一般公開前に、本物と信じたトゥルアーが忍び込み、盗みました。
一般公開された時に展示されていたのはトゥルアー作の偽物でした。ダニーたちが盗もうとして一斉逮捕されたのも、テスたちが盗もうとして逮捕されたのも、ですからトゥルアー作の偽物です。
まとめ:オーシャンズ12でファベルジェの卵はレプリカ?盗み方は?
オーシャンズ12では偽物の「ファベルジェの卵」をあえて盗ん出し逮捕されていますが、ライナスの母の手を借りて脱出するようなマネをしていますが、そもそも、オーシャンズ12の目的は全米最高泥棒対全欧最高泥棒の卵を盗むのはどっちかという世界一決定戦に勝つことではありません。
オーシャンズ12の真の目的は泥棒界の掟を破った欧州の抜け目ない天才トゥルアーをいかにしてペテンにかけるかという勝負こそキモです。
クライマックスは天才トゥルアーの「もう十分話したでしょう。お帰り下さい」の場面です。
天才トゥルアーにお灸を据え、彼から大金をせしめるために、初会見でダニーは挑戦にすぐに応じようとしませんでした。
このジラシによってトゥルアーは当初「利子分だけは払ってやる」と言っていたのが「勝負してくれれば全額払ってやる」に変わりました。
つまりオーシャンズは「11」で稼いだ金をビタ一文テリー・ベネディクトに返さないでよくなったのです。
当然です。トゥルアーの掟破りのリークさえなければ返す必要などなかったわけですから。トゥルアーを騙すためには、決して悟られてはいけなかったのです。自分がオーシャンズの詐欺のカモにされているということを。
ですから挑戦もしぶしぶ受けるふりをしました。前向きに応じていたらトゥルアーは「向こうにも備えや布石が打たれているのでは?」と見破り、オーシャンズの芽をつぶしてしまう恐れがあったからです。
「トゥルアーの手のひらで踊らされ、後手後手に回って、いつものペースを掴めず、やる事為す事空まわりしているオーシャンズ」を演じ続けたのです。
主力逮捕後もわずかな手勢でテスまで動員してドタバタ盗もうとしたのも、タイムリミットぎりぎりまで本気のふりを見せなければ、トゥルアーが何か裏があるのではと気付く恐れがあったからです。
完勝を確信するトゥルアーでしたが、しかし実際は細大漏らさず監視盗聴盗撮している筈のトゥルアーの目の前に、いつも無造作にあのバックパックは置かれていたのです。
彼の自尊心を最大まで満足させ、最後に落とす。完膚なきまでにおちょくり、相手にしないことをダニーは貫いたのです。それは今後こうした不法手段で挑戦してくるオーシャンズを踏み台にして名を挙げようとする若い手合いが出るのを防ぐためでもありました。
もう一つラスティとしては、イザベルをゲットする約束も果たさねばなりませんでした。
だから、彼女の気性を読んで命令書偽造の罪を犯させ、最後の一人までオーシャンズを逮捕させ、偽FBIに化けたライナスママ一味によって偽造の罪で告発させ、おとなしく車に乗ってくれるように全シナリオを作っていたわけです。
■警備側の移動作戦
昼間に護送車で運ぶと見せかけて、徒歩のアルバイト君に運ばせる。
■オーシャンズ側の作戦
警備側の計画を見破っていたので、アルバイト君と同じバックパック(にせ卵入り)をライナスに持たせ、
アルバイト君を尾行させる。列車内でアルバイト君の背後の席に座る。
車内には、警備側のガードマンも乗車しているが、彼らの注意を引くため、
ボストン・レッドソックスのファン(ダニー・オーシャン)と、ニューヨーク・ヤンキースのファン(マロイ兄弟)が、
ケンカを始める。そのスキにライナスがカバンをすりかえる。ライナスのママによって保釈された
ラスティにカバンごと卵を渡す。
ナイト・フォックスは、その夜に卵を盗んでいるが、それはニセ卵である。
注)レッドソックスとヤンキースは宿敵同士。ジョージ・クルーニーはヤンキースファンなので、
ここではそのパロディとして、わざとレッドソックスファンに扮していると思われる。
ちなみに、クルーニーは俳優になる前、シンシナティ・レッズへの入団テストを受けたこともある元セミプロ野球選手。