ドラえもんは22世紀から来たロボット?それとも21世紀?
原作では21世紀から来たという設定になっていたようですが、なぜ22世紀になったのでしょうか?いつから?
ドラえもんは21世紀?22世紀から来た?時代設定 おかしい?
ドラえもんは2112年9月3日生まれで、22世紀からのび太くんのところに来たという設定です
かつて、1950年代や1960年代、70年代当時、SFで描く未来は「21世紀」でした。
「鉄腕アトム」でも「21エモン」でも「ドラえもん」でもそうだったわけです。
「ドラえもん」も原作は40年前に1970年1月号で始まりましたから。
70年代か80年代くらいまで、西暦19XX年から20XX年になることも「遠い未来」の話と思われていました。
セワシは「のび太の孫」ではなく22世紀からやってきたので「のび太の孫の孫」
単公募のに未収録の大全集収録の第1話の一つでドラえもんが111年後から来たと言っており、1970年当時から111年後は2081年ですから20世紀末になります。
「21エモン」「みきおとミキオ」では21世紀が未来の世界になっています。
「藤子・F・不二雄大全集ドラえもん」1巻でもドラえもんの時代はすでに「22世紀」ですが、「111年後」は確かに「大全集」1巻288ページで確認できますね。
「古道具競争」で「22世紀」に骨董品ブームが起きるとあり、これはドラえもんがいた時代と見ていいでしょう。雑誌掲載時、「1970年のラジオ」だったのがてんコミ1巻で「1974年のラジオ」に書き換えられていたことがわかりますが、「大全集」でも未来の骨董品ブームの時代は「22世紀」になっています。
「大全集ドラ」2巻「宝さがし」の472ページでは、ドラえもんは未来の世界でアルバイトをして21世紀カミクズ株式会社の倉庫を掃除していたと言っています。
なお、ドラえもんが22世紀のロボットであったとして、21世紀の世界でときどきアルバイトをしていても不思議はありません。
もし「大全集」でも「21世紀」から「22世紀」に修正された結果であれば、それを確認するには小学館か藤子プロにきくか、まんだらけにでも行って40年前の小学館学習雑誌を探す以外にないですね。
最終的にドラえもんは22世紀の2112年生まれという設定で落ち着いているわけですから、それでいいと思います。
※原作で22世紀と書かれているのは設定変更された後の重版分でしょう。
余談ですが、ドラえもんの作中で「松井選手のホームランボール」というセリフが出てくる話があるのですが
元のセリフは「王選手のホームランボール」だったそうです。
昔と今のコミックスを見比べるとそのような変更点がいくつも見つかるみたいですよ。
まとめ:ドラえもんは21世紀?22世紀から来た?時代設定 おかしい?
作中でドラえもんがのび太と同居を始めたのは1970年正月です。初期ののび太はそのとき小学生の世代でした。
作品では近未来が何度も描かれていますが、初期はその多くが21世紀だったようです。
コミックス刊行時に「22世紀」に修正されたようですが、設定がいつ変わったのかは不明です。
ちなみに、雑誌掲載年から年代を推定した例をあげたタイムラインは、
2002年 のび太が静香、ノビスケと生活(「りっぱなパパになるぞ!」、25年後)
2005年* のび太が家出を試みて失敗(「愛妻ジャイ子!?」、35年後)
2008年 タイムマシン完成(てんコミ41巻)
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1333363608
2011年 やはりのび太が大人で息子・ノビスケが少年(「ミニドラSOS!!!」)
2045年 ツチノコが大ブーム(「ツチノコ見つけた!」、約70年後)
2073年* ドラえもんが銀行から金を下ろす(「ボーナス1024倍」、100年後)
2074年* ドラえもんが倉庫の掃除のアルバイト(「宝さがし」、100年後)
2081年* ドラえもんとセワシの時代(「未来から来たドラえもん」、111年後)