allが単数扱いされる時と複数扱いされる時との違いは?
英単語「All」はいつ単数扱いでいつ複数扱いになるんでしょうか?
「all the 複数形」と「all 複数形」の違いは何でしょうか?
“All of us(usなどの複数形)”は、単数、もしくは、複数どちらとして扱われるんでしょうか?
all 単数・複数の扱いの違いは?
主語として用いた名詞All を単数扱いとするか、複数扱いとするかはネイティブの間でも意見が割れています。
Allは通常、「~のすべて」、「全員」、「だれもかれも」、「どれもこれも」という意味で使用される場合は複数扱いとなります。
All the men are gone. (すべての男どもはいってしまった。)
All were wet.(全員ずぶぬれだった。)
All of us are here (私たち全員ここにいます。)
など。
しかし、Allを「そのもののすべて」、「あらゆること」、「唯一のもの」、「すべてのもの」、との意味の名詞として使用される場合は、単数扱いとなります。
All You Need Is Love.(愛こそすべて”唯一のもの”)
ビートルズの歌にありますね。
All I want is a little respect.(私が望むのは、ちょっとの敬意です。)
しかし、口語であえば、
All I have etaten today are rice and pork.
(今日私の食べた物はご飯と豚肉です。)
のように使用することは容認されいるのも事実です。ただし、カジュアルな言い方として捉える場合であり、ファーマルな英語の場合は文法的に正しい、
All I have etaten today is rice and pork.
(今日私の食べた物はご飯と豚肉です。)
を用いるべきです。
ちなみに、「all the 複数形」と「all 複数形」の違いは明確に区別出来ない場合やどちらの用法でも可となる場合もあると思いますが、原則としては
all+the+複数名詞→「(その場の、その範囲の、そのグループの、などと限定して)~全部」
all+複数名詞→「(漠然と)~全部」
ということです。
ですから、all the ~の場合は、その直前か直後、あるいはその文脈で、対象となる範囲がわかるはずです。
例
imagine all the people living for today
単に「すべての人」でなく「その日暮らしをしている人すべて」
一方、all 複数名詞なら、「一般論として・・・」という文脈で使われているはずです。
例
All men are created equal.
誰がとかどこの国でということでなく、一般的に「すべての人間は平等に創造された。」
まとめ:all 単数・複数の扱いの違いは?
allは基本的には複数形で使います。
・all +(the) + 複数形
・all + of the + 複数形
例文…
All (of) the rooms are full today.
(本日は全室満室です)
All (of) the books I have were written by Haruki Murakami.
(私が持っている全ての本は村上春樹が書いた本です)
ただallは、単数、複数どちらでもありです。
※代名詞としても使えます。
※all+関係詞節としても使えます。
※形容詞として使う事も可能です。
・all+可算名詞の複数形
・all+物質名詞の単数形
※allは、主語と同格の場合もあります。
・動詞の前
・be動詞や助動詞の場合はその直後に置きます。
・all+抽象名詞(全身で~そのものて)
等でallは、aboutに使えます。
all of the family なら単数扱いなのに、all family なら複数扱いなのはfamily を集合体と考える時には単数, 構成要素を考える時には複数扱い。
the family that has just moved in 引っ越してきたばかりの一家.
How is your family? ご家族の皆さんはご機嫌いかがですか .
用法
《英》 では is を are とすることもある
My family are all very well. 家族一同元気です.
There’re four (people) in my family. 私の家族は4人です