映画「ニキータ」で最後の手紙の意味は?
ラストで一緒に暮らしていた男が「あなた宛の手紙は僕が破いた。」と言いますがこの手紙はどういう文面だったのでしょうか?
ニキータ(映画)最後の意味は?ラストの手紙は?
映画「ニキータ」のラストで、ニキータ一緒に暮らしていた写真家の男・マルコが事後処理にやってきたボブに機密事項の入っているマイクロフィルムを渡すシーンがあります。
この時「あなた宛の手紙は僕が破いた。」と言いますがボブが「寂しくなるな」と発言したということで「破いた」の意味は察していたのだとすることが適当なのでしょう。
この手紙はどういう文面だったのかというと、やはりニキータはボブのことも愛していたというラブレターのような内容だったのではないでしょうか。
人を愛するということを経験し、人の命を奪う行為が、いかに理不尽で残虐であるかを悟ったニキータ。命を奪うことに戸惑いを覚えた暗殺者は組織にとってただの邪魔者でしかなく、逆に組織の存亡を脅かすものとなる。
ニキータは写真家の恋人のことを好きだった。しかし、彼を愛することで、今まで理解していなかった愛の感情に気がつく。彼女は自分の上司であるボブをずっと愛していたのだ。そして、ボブもニキータのことを愛していた。
しかし、組織に属する以上永遠に結ばれることは無い、といって組織から抜けることは死を意味する。
人をあやめなくてもよい生活を得るため身を隠すニキータ。それを黙って見逃すボブ。彼は組織にニキータの死亡を告げる。それはボブにとって唯一可能な愛の証でもあった。
組織もバカではない。いずれニキータが存命していることは知れるところとなり、組織は彼女を追い詰めるだろう。それは同時にボブの処刑を意味する。それを分かっていても彼女への愛を貫いたボブ。その愛を信じたニキータ。
まとめ:ニキータ(映画)最後の意味は?ラストの手紙は?
ボブはニキータのことを愛しており、ニキータもボブに惹かれていた。
このことは映画を見れば明らかであり、マルコもそのことには気がついていました。
ですから、単純にマルコの嫉妬から手紙を破いたのかもしれませんが、ニキータは自分の消息のヒントになるような何かを書いていたのかもしれませんね。
ひょっとしたら追いかけてきて欲しかったのと、そうしないと今度制裁を受けるのはボブであるから。
しかし、マルコはそれを読んで完全に処分したのかもしれません。