ドラマ「silent(サイレント)」最終回で花束の花言葉は?
聴覚障害者の桃野奈々(夏帆)が手話講師の春尾(風間俊介)に
「花には音がないけど言葉がある」
と言っていましたが渡した花束の花言葉は何だったのでしょうか?
ドラマsilent(サイレント)で花束の花言葉は?最終回「花には音がないけど言葉がある」
『silent』が描いたもっとも残酷な世界 新人脚本家・生方美久の今後に期待すること
フジテレビ木曜劇場『silent』が最終回を迎えた。本作は、生方美久が脚本を担当するオリジナルドラマ。彼女は2021年の第33回フジテレビヤングシナリオ大賞を受賞した29歳の新人作家で、本作が連続ドラマ第1作となる。若手の新人が民放の夜22時台というプライムタイムのドラマで全話の脚本を執筆し、しかも原作ものではなくオリジナルという流れは、近年のテレビドラマでは減りつつあった展開だ。人気はじわじわと盛り上がり、今クール一番の話題作となった。何より若い視聴者に支持されたことがテレビドラマにとって明るいニュースとなった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/9a103c60f71fb3fcd0153f027718d2d3effa45be
ドラマ「silent(サイレント)」最終回で聴覚障害者の桃野奈々(夏帆)が手話講師の春尾(風間俊介)に
「花には音がないけど言葉がある」
と言いながら花束を渡しています。
カスミソウ(白)の花言葉は 「感謝」「幸福」
ちなみに、ネットでは次のような考察がみられます。
花束ということについて、最終回の前の放送で、ヒカルくんがミナトくんに対して、
どんな時に幸せを感じるの?
と聞いたことから始まっていますよね。
ミナトくんは、
誰かが花束を持っている様子を見ると、きっと幸せなことがあるんだろうな、と想像して、そういう時に幸せ。
というような感じ?で答えています。
また、もっと前の回で、ナナちゃんからソウくんに対して教えてあげた手話を、ソウくんがツムギちゃんに教えていると知った時、ナナちゃんは、ショックや嫉妬、悲しみなどの複雑な気持ちになってしまい、ツムギちゃんに、
プレゼントを使い回された感じ、、、
と伝えていましたね。
でも、ツムギちゃんとナナちゃんが2人で会った後、ナナちゃんがソウくんに会ったとき、
使い回された感じと、言ってしまったけれど、今は、おすそわけ、と思っている。
と、ソウくんに伝えていましたね。
かすみ草の花言葉については他の方が書いている通りなので、恋愛感情そのものというより、感謝、幸福という良いイメージです。
これらすべてを総合して、ハルオ先生への花束のプレゼントなのだと思います。音がないけど言葉がある、というお花屋さんの言葉に嬉しさや共感があって、ハルオ先生に渡したい、と思ったのではないでしょうか。
そこからは、あちこちで、かすみ草をおすそわけ、となりましたね。
ナナちゃんからミナトくん。ミナトくんからツムギちゃん。
ナナちゃんからソウくん。
そして、最後はツムギちゃんとソウくんが世田谷代田のホームで、それぞれ、おすそわけ、と言ってもらったことを伝えあい、2人で交換。
高校時代のクリスマスプレゼントが2人とも同じイヤホンの色違いで、
これじゃあただの交換だね、
と、笑顔だったシーンがありました。
最後のかすみ草の交換は、高校時代の想い出と繋がって、2人にとって、同じ想い出をまた共有することになりました。
たぶん、ここまで複雑に丁寧に、花束、というものを使って、色々なことに繋げているのではないでしょうか?
もちろん、ナナちゃんとハルオ先生の幸せになりそうな未来も連想させていますし。
こう書くとかなり複雑ですが、花束だけで、ハルオ先生は嬉しかったわけではないと思います。
過去に、ナナちゃんはハルオ先生と、ろう者と聴者として出会い、すれ違っていましたから。
やっと2人も分かり合えそう、、、と視聴者に期待をさせたのでは?と思います。
ナナちゃんも聴者であるハルオ先生の気持ちを理解出来なかった時代があり、やっとその壁を乗り越えたのかな、と想像しました。