「今際の国のアリス」で天秤(てんびん)のルールは?
原作の「びじんとうひょう」がnetflixドラマ「今際の国のアリス」シーズン2第6話で「てんびん」に変わって登場しましたが、どういう心理戦なのでしょうか?なぜ0.8?
今際の国のアリス考察|てんびんネタバレ解説・シーズン2第6話
Netflixまた全裸「今際の国のアリス2」初登場1位、早くも世界90カ国でTOP10入り
Netflix、Amazon プライム・ビデオ、Huluなど、気づけば世の中にあふれているネット動画配信サービス。時流に乗って利用してみたいけれど、「何を見たらいいかわからない」「配信のオリジナル番組は本当に面白いの?」という読者も多いのではないでしょうか。本記事ではそんな迷える読者のために、テレビ業界に詳しい長谷川朋子氏が「今見るべきネット動画」とその魅力を解説します。
■シーズン2の新キャラに山下智久
12月22日に全世界配信された山﨑賢人と土屋太鳳W主演のNetflixシリーズ「今際の国のアリス」のシーズン2が初登場1位と、世界的ヒットに向けて好発進です。シーズン1が持つ世界70カ国以上でTOP10入りの自己ベスト記録をすでに塗り替え、目指すはNetflix歴代人気ランキング入りでしょう。そう思わずにはいられない理由がいくつかあります。
https://news.yahoo.co.jp/articles/86252ec8e403a0ec849b3365cb485759e4f528b8
netflixドラマ「今際の国のアリス」シーズン2第6話で登場した「てんびん」とは原作の「びじんとうひょう」
天秤に溜まる液体がドラマでは王水(ほとんどの金属を溶かすことができる非常に強力な酸)ではなく硫酸になっていましたが、「てんびん」はみんなが100を選ぶと予想した場合
0.8倍されて答えは80
しかし答えは80だと思って80を選ぶと、それが0.8倍されて64
と、予測すればするほど数字が低くなり、正解を出すのが難しいというゲームです
平均値を予想するだけのゲームなら、皆50しか選びませんよね?それだとゲームにならないからです。
平均値×0.8倍を予想させるゲームにすれば、もし自分の回答で勝利できなかったら次回ターンでは前回ターンより回答の数字の数を下げた方が当然勝率が上がります。皆同じ事を考えるので、正答は0にどんどん近づきます(これをナッシュ均衡といいます)。ナッシュ均衡をどうやって崩すか、さらに相手は何回0.8を掛けるかというのを予想する心理戦になるんです