ハイターとブリーチの違いは濃度?
キッチンハイターとキッチンブリーチは混ぜると危険?
ハイターとブリーチの違いは濃度?
ハイターとブリーチの違いは食品に使えるか使えないか。
ハイターは花王の商標でブリーチは一般的に漂白剤につけられている名前です。
「ハイター」という名称の物は、界面活性剤と次亜塩素酸ナトリウムから構成されています。
つまり、界面活性剤が入っているため食品には、使えません。主に、家庭用に販売され食器の漂白や洗浄に使われています。
価格は、高食次亜塩素酸を使うため値段は安めですが匂いがキイツイ目です。
ブリーチは、食品添加物として販売されているもが大半で、水の消毒から野菜や什器などの除菌や漂白に使われています。
こちらは、食品衛生法にもとずき、有効塩素が6%の物と12%の物が存在します。
こちらは、低食次亜塩素酸なので、匂いは低めで前者のブリーチより製品性能と食品に対しての安全性は、高くなっています。
主に業務用ルートで販売されています。
ハイターとブリーチの匂いの差は、触媒である食塩に起因しているんです。
ハイターには塩素系のハイター、キッチンハイター(界面活性剤入り)、メディカルハイター(医療用医薬品)や、酸素系のワイドハイターや、還元系のハイドロハイターなどがあります。
ブリーチは、ライオン、カネヨ、P&Gなど色々な会社から漂白剤として販売されているものや、髪の毛のカラーリング剤に名前がつけられていたりします。
医薬品にはブリーチなどの名前を使わずに各社独自の名前をつけているようです。
(ミルトン、ピューラックス、ハイポライトなど)
ハイターとブリーチの違い|混ぜると?
キッチンハイターとブリーチの違いについてメーカーが付けた商品名が違うだけで、内容的には、次亜塩素酸と界面活性剤(洗剤)と水酸化ナトリウムが入っている点では同じです。
何パーセントかは、表示していないので不明ですが家庭用塩素系漂白剤は洗濯用・キッチン用やブランドが違っても、主成分の次亜塩素酸ナトリウムの濃度はほぼ同じです。
成分が同じなので、どちらが効くのかは、使う人によっての感じ方です。
内容的に同じものなので、どちらがむせないという差はありません。
キッチンハイターは混ぜるな危険とありますが、同じメーカーのキッチン泡ハイターと混ぜても塩素系同士、酸素系同士なら構いません。
成分の横に書いてある「液性」で見て判断すれば大丈夫です。
そもそも酸性のものと塩素系のものを混ぜるのがいけません。 混ぜることで、毒性の強い塩素ガスが発生するからです。
ちなみに、ハイターとワイドハイターを混ぜると、酸素ガスが発生します。有毒な塩素ガスではありませんから、混ぜても危険はありませんが、混ぜることによって急激に分解して、漂白効果がなくなってしまうので、混ぜることに意味はありません。
まとめ:ハイターとブリーチの違いは濃度?混ぜると?
ハイターとブリーチの違いについて、中身の成分はどれもほとんど同じ、次亜塩素酸ナトリウム5.5~6%程度の台所用の塩素系漂白剤です。
キッチンハイターは花王の登録商標で、キッチンブリーチは一般名詞(実際に商品名として使用しているのは、カネヨ・マルフクなど複数企業あるが、名称が余りにも一般的(そのものズバリの中身を表す名称)すぎるので、特定企業の登録商標として、名称を独占使用することは認められていない)だという違いくらいです
塩素系のハイターは酸と混ざると塩素ガスをだすので危険ですが、ワイドハイター(弱酸性)はハイターと混ざっても酸素が発生するだけなので危険はありません。
しかし、混ぜるメリットはなにもありません。