デイヴィ・ジョーンズ(Davy Jones)は実在した海賊?
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズに登場するデイヴィー・ジョーンズやフライング・ダッチマン号は実在したのでしょうか?元ネタは?
パイレーツオブカリビアンは全て実在した海賊の名を使っているんでしょうか?
デイビージョーンズは実在の海賊?パイレーツオブカリビアン
映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」のデイビー・ジョーンズは実在の人物というより、伝説上の悪霊です。
乗っている船の名も伝説上の幽霊船の名です。(本来は両方の伝説に繋がりはない)
正確には 英語にはもともと「海の底」と言う意味で”Davy Jones’s Locker”という言葉があるのです。
そして go to the Davy Jones’s Locker で「海の藻屑になる、海でおぼれ死ぬ」といった 意味になります
(ちなみに、このせりふは、パイレーツオブ・カリビアンの第一作で、オーランド・ブルームが演じるウィル・ターナーが もろにセリフとして言っています。
「フライング・ダッチマン」はリヒャルト・ワーグナーのオペラ「さまよえるオランダ人」が有名ですがもちろん「デイヴィー・ジョーンズ」とは無関係です。
ウィル(ウィリアム)・ターナーは、実在した海賊ウィリアム・キッドから名前をとったのかも知れません。
またエリザベスも英国の女王エリザベス一世に由来するのかも知れません。
エリザベス一世は海賊を利用してスペインの船を襲わせていたので、存外海賊との関係が深い人物でもありました。
またバルボッサも、地中海にいたバルバロス(バルバロッサ)・ハイレディンという海賊に由来しているのかも知れません。
まとめ:デイビージョーンズは実在の海賊?パイレーツオブカリビアン
ディヴィ・ジョーンズの元ネタは実際にいた海賊や伝説の怪物ではなく「Davy Jones’ Locker」という英語の慣用句が元となっています。
これは「海底」、または「海の藻屑と消える」という意味を持っています。
ここでいうLockerは監獄という意味で、直訳すれば「ディヴィ・ジョーンズの監獄」となります。
海で死んだ人間や沈没した船は悪霊ディヴィ・ジョーンズの監獄に囚われてしまうという、婉曲的表現として使用されていました。
ちなみに、クラーケンは北欧地方で伝承として語られている怪物あるいは海の魔物のことです。
パイレーツ・オブ・カリビアンでは巨大なイカの姿として描かれたいましたが、他にもタコや海蛇、エビなどの甲殻類のような姿をしていると伝承の中では語られていますね。
言い伝えられる姿は様々ですが、途方もない大きさだということは全ての姿の共通点として語られています。
また、映画のストーリーでデイビージョーンズがかつて愛していたのは、海の女神カリプソです
デイヴィジョーンズが10年に一度、陸に上がれる日に海の女神カリプソはいませんでした。
心を弄ばれたと思った彼は最初の海賊評議会に女神カリプソの封印の方法を密告します。
その後女神カリプソはティアダルマの姿になりました。