糧(かて)の意味は?
生きる糧
自分の糧
心の糧
などと使われますが、「糧」とはどういう意味でしょうか?
糧の意味は?生きる糧や自分の糧、心の糧とは使い方は?
糧は食料の意味と『自分の力になる』 『自分が成長する為などに役に立つ』の意味を持っています。
1)「糧」は端的には「食物、食糧」という意味です。「日々の糧」といった使い方をします。
2)これから転じて、実際の食物そのものではなく「心の栄養」「活力のもと」「エネルギー」などの意でも使われます。「音楽を糧として」とか「子どもの笑顔を糧として」など。
「自分の糧としていく」(助詞の「と」が必要だと思います)
この場合の「糧」の意味は使われる文脈によります。1)の意味で使うなら「ご飯を食べる手段=お金を稼ぐ手段」の意になり、2)の意味で使うなら「心を豊かにするもの」「心に活力を与えるもの」といった意になると思います。
1)の例文 音楽は趣味として残し、医学を自分の日々の糧としていく決心をした。
2)の例文 つらい毎日の中で子どもの笑い声を自分の糧として生きていく。
「この失敗を糧にして」「私にとっての芸術は心の糧だ」などというのは「失敗とは」「芸術とは」を「糧」つまり心の活力として説明しています。
まとめ:糧の意味は?生きる糧や自分の糧、心の糧とは使い方は?
「かて」というのは、「食糧(しょくりょう)」のことです。特に、旅行に携帯する「乾飯(かれいい)=乾燥ご飯」などを指しました。
転じて、何かをする時の「原動力・モチベーション」などの意味で使われます。
「糧」とは、もともと食べ物や食糧を意味する漢字ですが、現代では「精神・生活の活力の源泉」として使われることが多いです。例えば、「生きる糧」は「生きる目的や喜び」、「自分の糧」は「自分の成長に役立つもの」、「心の糧」は「心を豊かにするもの」というように解釈できます。
また、「糧にする」という言い方もあります。これは、「経験や出来事などを今後の人生の成長のために用いること」を意味します。例えば、仕事でミスをしたり、失恋したりしたときに、「これを糧にして頑張ろう」と自分を励ますような感じです。
このように、「糧」という漢字は、物質的なものから精神的なものへと意味が広がっています。