サッカーの試合で選手入場の際、子供と手をつないでいるのはなぜ?
なぜ、サッカーの試合でスタメンの選手が入場する時、子供と手をつないでるんでしょうか?意味・理由は?
サッカーの入場でなぜ子供?意味・理由は?エスコートキッズ
サッカーの試合で選手入場の際、子供と手をつないでいますが、あの子供たちはエスコートキッズと呼ばれます。
FIFAが推進するフェアプレーの象徴として始めたものです。
FIFA共通の「Fair Play Please」の大きな旗を持って入場する子供たちが先導します。
一時期、サッカー界でラフプレーが目に余ったことがあり、それを防ぐために子供たちの前で魅せるプレーをする(こどもに見せてはいけない恥ずかしいプレーや汚いプレーはしない)ということを、選手自信が自覚するということを目的としています。
子供の前で恥ずかしくないフェアな試合にします、という誓いとして子供と入場します。
更に、手をつなぐと言う行為は精神的に落ち着く効果が検証されており、試合前に選手は極度の興奮状態にありますので心理的な作用も大きいようです。
ワールドカップでは1994年のアメリカ大会から始まりました。Jリーグでもやっています。
採用される年齢は試合によって違うようですが、メインは小学生となっていて、園児や中学生の場合もあるんだそうですよ。
年齢など、どういった子どもが対象になるのかは試合によるので、その都度確認が必要です。
まとめ:サッカーの入場でなぜ子供?意味・理由は?エスコートキッズ
選手と一緒に入場してくるこどもたちは一般に「エスコートキッズ」と呼ばれています。
Jリーグのクラブではファンクラブの小学生以下の子供たちを抽選で選んだりしています。
また日本代表戦では主に朝日新聞で募集をしています。
FIFAワールドカップでは1998年からエスコートキッズを採用し、フェアプレー・プロジェクトの一環として選手達が子供達の目の前で恥ずべき行為をしないよう、フェアプレーの象徴とする。国連が推進する児童虐待防止キャンペーンの意味もあります。
ただエスコートキッズの発祥については不明な点が多い。
■Jリーグの場合
Jリーグでは基本的に、各サッカークラブやスポンサーがウェブサイトやファンクラブを通して募集をしているようですが、場合によってはクラブの下部組織や地元の少年少女のチーム等から選ばれるなんてこともあるようです。
ファンクラブがある場合は、ファンクラブに加入した方が有利でしょう。歌手などのライブなんかも、ファンクラブに入っていると有利ですからね。
日本代表の場合は、スポンサーが募集するようです。対象は全国の子どもたちで、抽選で選ばれます。
どうやって応募するかというと、その方法は日本代表戦が近づくと、日本代表の公式ホームページで発表されます。
応募の締め切りはどの試合もだいたい試合の1か月前となっているようです。
ワールドカップの場合もスポンサーが募集するようです。対象は世界の子どもたちで、抽選で選ばれます。
参考:エスコートキッズとはサッカーの入場でなぜ子供?
エスコートキッズには、こんな役割や意味があります。
1.「子どもたちに夢を与える」
いつか僕、私もプロになって活躍するんだという少年少女に夢を与えるということですね。
憧れのサッカー選手たちと触れ合えることは、プロの選手を目指す子どもたちにとって何かしらの影響が与えられますし、とてもいい経験になりますよね。
2.「フェアプレー精神を大切にする」
選手が子どもたちの目の前で恥ずべき行為をしないようにとの、フェアプレーの象徴の意味もあるんですね。
子どもと手を繋ぐことで、そのフェアプレーの精神を思い出してもらおうってところでしょうか。
3.「サッカーをする者は、みんな仲間」
ようするに、世界平和ってことですよね!
この他にも、国連が推進する児童虐待防止キャンペーンの意味もあるようです。