新しい宇宙服が作れない理由はなぜ?嘘?本当?

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NASAでも新しい宇宙服が作れないというのは本当?理由はなぜ?

今ある宇宙服はおばさんが手縫いで縫製したというのは本当なんでしょうか?

宇宙服を作る技術は失われ、40年間新しい宇宙服が作られていない、今ではNASAでも新しく作れないというのは嘘?都市伝説?

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新しい宇宙服が作れない理由はなぜ?嘘?本当?

事実として、現在NASAで行われるISS(国際宇宙ステーション)内に船外活動ユニット(EMU)のうち18着中11着が使用開始から40年経過しているようです。

ただ全く作られていないわけではなく「アポロ計画で使われた宇宙服と全く同じもの」を作れないだけ

ロシア製のオーラン宇宙服は今でも改良を重ねながら製造が続けられています。

ちなみに、NASAでは職人のおばさんが全部手縫いで縫った40年前の宇宙服を今でも使い続けていますが、新型宇宙服の開発も進められています。

宇宙服は多層なので、機械ではうまく縫えないようです。

宇宙服の断熱材のMLIは、とても薄くひらひらした素材で、それが7~8層になっています。

宇宙服はパーツによって形はさまざまでさらに防護層も重なるので、機械で縫うとぐちゃぐちゃになってしまうためどうしても手作業になるようです。

まとめ:新しい宇宙服が作れない理由はなぜ?嘘?本当?

○糸と針使って宇宙服を縫い空気漏れを起こさないおばさんの手縫い技術

○月面でゴルフできるほど関節部が動いたり服がねじれても平気な技術

○自分では見ることができない胸につけたアナログカメラのフィルムを変える事ができる超感覚手袋

○-140℃から+160℃で動作する生命維持装置やゴムパッキン強い太陽光や宇宙線から目を守る透明ガラス

などはもう当時の品質のまま際限はできないようです。

ただ新しい宇宙服が作れない件についてこれは技術の継承とか、40年前の技術が再現出来ないとかそういうことではなく、根本的にEMUの使用頻度と使用目的の少なさが理由です。

ISSは本来2021年までの運用目的でした。

現在は2024年まで延長されており、今回2030年までの延長の可能性も発表されました。

なので、当初は2021まで使いまわせればよかったのです。

よく発車する前に来ているオレンジ色の宇宙服は宇宙船の船内で活動するため割と頻繁に更新されています。

ロケットで発車時及び地球に戻る時は着る必要があるので、乗る人の身長や体格に合わせて足りないものは新しく作ったり、整備もされています。

18着中11着は40年経過しているのは事実です。壊れた残りの7着はそのままISSに残されています。

宇宙服と言っても実際は頭、胴体、脚の3つに分解できるのですが、これが40年間使い回されているので、一部誤解が生まれていますが、ただ密閉出来て気圧の調整と酸素ボンベ担げば宇宙に出られるわけではありません。

頭、胴体、脚、これらの他に毎回使い捨ての装置を沢山使います。

ISSは熱圏と呼ばれるめちゃくちゃ温度の高い場所に存在します。大体1000度くらいと言われています。そのため宇宙服ないの空気を20度前後に維持するため冷却装置が必須です。

専用オムツ。

通信アンテナ。異常確認装置。酸素タンク。予備タンク。呼吸や屁をした際に出る二酸化炭素やメタンなどを循環させないようにするフィルター。モーターや冷却装置各種機器を扱うためのバッテリー。体制制御のための窒素ガス。バッテリーなどの不具合でそれらすべてが使えなくなった時に30分間は息ができるように緊急時の酸素パック。心電計や脈などを測る装置。飲料水パック。

この他にも色々ありますが、これら全てが取り付くところに取り付くようになっている専用装置なわけです。

これ一色で大体数億円かかります。
頭、胴体、脚部のメインユニットを交換するということは、これら全ての専用機器も新しく設計しなおす必要があります。

現状ISSでの船外活動だけのために、新しい宇宙服を規格製造する必要がないわけです。

参考:宇宙服とは?なぜ新しい宇宙服が作れない?

宇宙服は、宇宙空間における人間の生命を守るために必要な機能を備えた、特別なスーツです。以下は、ISSの外で行う活動で用いる宇宙服の特徴です。

防御力:宇宙空間では、極端な温度変化、放射線、微小隕石などが存在します。宇宙服は、これらの環境から人間を守るために、耐熱性、防放射線性、防護性の高い材料で作られています。

重量:宇宙服は、人体に負担をかけないように軽量化されています。一方で、機能性や耐久性を犠牲にすることなく、重要な部位には適切な厚みや強度が備わっています。

機動性:宇宙服は、宇宙空間での作業を可能にするために、高い機動性を持つように設計されています。特に、手首、肘、膝などの可動部分は、自由自在に動かせるようになっています。

内部環境:宇宙服は、宇宙空間での長時間の作業を可能にするために、内部環境の管理が重要です。宇宙服には、酸素や二酸化炭素の循環システムや温度調節機能が備わっています。また、作業中の汗や呼吸による水分や二酸化炭素の排出も考慮されています。

通信機能:宇宙服には、ISSとの通信や作業指示を受け取るための通信機能が備わっています。また、音声通信だけでなく、ビデオカメラなどの映像通信も可能です。

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