半ヘル(半キャップ)とコルク半の違いは?見た目が違うだけ?
普通の半ヘルとコルク半では何が違うんでしょうか?
そもそもコルクヘルメットは違法なんでしょうか?
半ヘル(半キャップ)とコルク半の違い
半ヘル(半キャップ)とは広く一般的に使われる言葉でも有りますのでコルク半も半キャップの一種に含まれるでしょう。
半キャップとコルク半を区別するとしたらツバの有無や内装がコルクで出来ているかの違いが見られます。
ですが、コルク半は必ずしも内装がコルクで出来ている訳では有りませんしツバが有る普通の半キャップも有ります。
コルクヘルメットは違法?
一般意見としては半ヘル(半キャップ)とコルク半もどちらも余り良い所は有りません。
どちらも安全性が低いですし、コルク半等は珍走団等の頭の悪そうな連中を連想させてしまいます。
初期の頃のヘルメットはコルクで出来ていたので、旧車を好む人達が実際に当時の物を集めていたりしますが、現行のコルク半は正当なビンテージファッションと言うよりも、下品なヤンキーファッションでしか有りません。
ヤンキーファッションは特攻服、別珍ベロアのジャージ、犬の絵柄が書かれたパジャマみたいなスエットとか、色々バリエーションが有りますが、それらを一般の普通の人が見ればラフでだらしなくダサイ格好だと思います。
コルクヘルメット・コルク半は別に違反ではありません。警察に注意を受けるとすれば別の問題です。
道交法的には「乗車用ヘルメット」であること。
JIS規格とかSGマークの必要性は無し。なので、明確な違反を言う事は出来ないでしょう。
※バイクのヘルメット=乗車用ヘルメットに必要な要件とは...
- 左右、上下の視野が十分とれること
- 風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること
- 著しく聴力を損ねない構造であること
- 衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること
- 衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること
- 重量が二キログラム以下であること
- 体を傷つけるおそれがある構造でないこと
です。
まとめ:半ヘル(半キャップ)とコルク半の違い|コルクヘルメットは違法?
半ヘル(半キャップ)とコルク半の決定的な違いはコルク半は珍走団や旧車會と呼ばれる不良やヤンキーに好まれる傾向が有ります。
富士山や日章旗の絵柄を入れたり不良やヤンキーのファッションアイテムがコルク半だと言えます。
コルク半は半ヘルの中でもツバ(ひさし)や耳あてが付いているものを指すことがほとんどです。
コルク半と呼ばれるものは帽体とインナーの間の緩衝材がコルクになっているからそう呼ばれるんです。ほとんどのものはスチロールですが、最新の衝撃吸収・分散素材を使ったものもあります。
いずれにしろ安全性という面では「無いのと一緒」です。
後頭部、側方、正面の何処も防護しないため、転倒時にはほぼ機能しないし、顔面が露出しているため走行風や飛来物が目や口に当たる危険性も非常に大きく、降雨時などには満足に目を開けていられないため、きわめて危険です。
ただ認定マークがついているコルク半なら違反ではありません。
原付だろうが大型だろうが問題ありません。
道交法で定められている基準は、内閣府令で定めた以下のとおり。
・左右、上下の視野が十分とれること。
・風圧によりひさしが垂れて視野を妨げることのない構造であること。
・著しく聴力を損ねない構造であること。
・衝撃吸収性があり、かつ、帽体が耐貫通性を有すること。
・衝撃により容易に脱げないように固定できるあごひもを有すること。
・重量が二キログラム以下であること。
・体を傷つけるおそれがある構造でないこと。