「レーベル」とはどんな意味持っているんでしょうか？
音楽業界ではレーベルとレコード会社ではどんな意味の違いがあるんでしょうか？ファッションでいうレーベルとは？
レーベルの意味
「レーベル」にはいくつかの意味がありますが、一般的には以下のような意味があります。
レコードの中央部に貼られた、曲名・演奏者・レコード会社名などが記載されたラベルを意味していて、それが転じて、レコード会社の中にある一部門やブランド名124も指すようになりました。
商品や製品を特定するための商標、マーク、またはブランド名のこと。例えば、CDやDVDなどの音楽や映像作品においては、レコード会社が所有するブランド名が「レーベル」と呼ばれます。
ある種のグループやカテゴリーを表す名称のこと。例えば、音楽産業では、ジャンルごとに異なる「レーベル」があり、それぞれが異なる音楽スタイルやアーティストを代表することがあります。
物品に貼り付けられた、識別や情報を提供するためのラベルのこと。例えば、食品や薬品に貼られる「栄養成分表示」や「使用方法」などのラベルが該当します。
活字印刷物や電子媒体において、章や節、段落などの区分を表すラベルのこと。書籍や雑誌などにおいて、見出しの下に付けられた小さな文字で示されます。
レーベルの意味｜レコード会社と違いは？
アーティストは所属事務所とは別にレーベルにも所属していたりしますが、事務所とレーベルは、音楽業界においてそれぞれ独自の役割や機能を持つ組織です。
事務所は、アーティストのマネジメント業務を担当することが多く、アーティストのスケジュール調整やキャリア戦略の立案、プロモーション活動の企画・実施、契約交渉の代理などを行います。また、所属アーティストの声楽や演技のレッスンやトレーニングを提供することもあります。
一方、レーベルは、音楽作品の制作や販売、プロモーションなどを行う組織です。レコード会社が設立することが多く、所属アーティストの音楽作品の製作やマーケティング、配信などを行います。
アーティストが事務所とは別にレーベルに所属する理由としては、以下のようなものが考えられます。
アーティストが独自の音楽性やスタイルを追求し、制作・発表したい音楽作品が、所属する事務所とは異なるレーベルの方が適している場合がある。
レーベルの所属アーティスト同士がコラボレーションを行ったり、共同でプロジェクトを進めることで、より多彩な音楽作品を制作できる場合がある。
レーベルと事務所が別々の契約を結ぶことで、アーティストのキャリア形成や収益の最大化が図れる場合がある。
以上のように、アーティストが事務所とは別にレーベルに所属することで、音楽制作やマーケティングなどの観点から、より多様な活動が可能になる場合があります。
音楽業界は大きくは３つの業種で成り立っています。
レーベル＝ＣＤなどのレコード商品を製造販売する会社（又はセクション）でアーティストとは専属契約する。
流通は流通会社やレコード会社に委託する。部門としてのレーベル（複数の場合もある）に営業・流通部門が加わった企業がレコード会社です。
プロダクション（事務所）＝マネージメントする会社でアーティストとは所属契約する。
もうひとつは音楽出版社です。
プロダクションの子会社にレーベルがあったり、レコード会社の子会社にレーベルやプロダクションがあったりするのは資本提携関係です。
３者契約（下記参照）によりデビューしますが、それぞれの役割の会社でそのアーティストに投資を希望する会社が契約します。
レーベルの意味｜ファッション業界は？
ファッション業界において「レーベル（Label）」という言葉は、ブランド名や製品名として使用されることが一般的です。一般的に、レーベルとは、あるファッションブランドがリリースする製品ラインや、そのブランド名そのものを指す場合があります。
具体的には、例えば「ヴィヴィアン・ウエストウッド（Vivienne Westwood）」というファッションブランドがある場合、このブランド名そのものがレーベルとして使用されます。また、このブランドがリリースするコレクションや商品ラインごとに、別々のレーベル名が付けられる場合もあります。例えば、「アングロマニア（Anglomania）」や「レッドレーベル（Red Label）」などがあります。
また、レーベルは、ファッションアイテムに表示されるラベルやタグのことを指すこともあります。アイテムの品質や素材、サイズなどの情報を表示するために使用されます。
以上のように、ファッション関係での「レーベル（Label）」とは、ブランド名や製品名として使用されることが多く、また、商品に付随するラベルやタグのことも指す場合があります。
まとめ：レーベルの意味｜レコード会社と違いは？ファッションは？
事務所はアーティストのマネージメントをする組織です。アーティストのスケジュール管理や仕事の斡旋、契約交渉などを行います。
事務所に所属することで、アーティストは安定した収入や仕事の機会を得ることができます。
レーベルはアーティストと契約してCDを作る組織です。アーティストの音楽性やイメージに合わせて、プロデューサーや作曲家、レコーディングスタジオなどを手配します。
レーベルに所属することで、アーティストは自分の音楽を世に出すことができます。
レコード会社はレーベルの上位組織で、CDや配信などの販売や宣伝を行う組織です。
レコード会社は複数のレーベルを傘下に持ち、それぞれのレーベルに予算や方針を決めます。
レコード会社に所属することで、アーティストはより多くの人に自分の音楽を届けることができます。
つまり、レコード会社の中には複数のレーベルが存在するということになります。
例えば、「角川の出している文庫のレーベル」というように用いられます。
この場合は、
・角川ホラー文庫
・角川スニーカー文庫
・角川ソフィア文庫
・角川ビーンズ文庫
等々があげられることになります。
事務所とレーベルは別々の組織であることが多いですが、場合によっては同じ組織であったり、提携していたりします。
アーティストは自分の音楽性や目標に合った事務所やレーベルを選ぶことが大切です。
ファッション関係で言うレーベルとはどういう意味かというと、要はブランドです。
例えばバーバリーでも男性用、女性用でレーベルがあり取り扱う商品も違います。同じバーバリーでもブランドが違う。
コムサデモード(会社はファイブフォックス社)なんかでもコムサデモード以外にコムサメンやコムサコミューン、コムサイズム、PPFM、パープル＆イエローなど様々なブランドがあります。
ここではブランドと書きましたがこれらがレーベルという位置づけになります。
ファイブフォックスという会社がありその会社が展開しているファッションブランド。
それを系列的な存在であることを示すためにレーベルという呼称を用いたりします。
