次亜塩素酸が期限切れした場合、効果はなくなるんでしょうか?
次亜塩素酸水は効果が無くなると水になる?PHはどうなるのでしょうか?
期限切れした次亜塩素酸にはもう使い道はない?
次亜塩素酸水は期限切れで効果は?
次亜塩は水溶液では
HClO→HCl(塩化水素)+O2
又は
HClO→HCl+HClO3(塩素酸)
のどらかで徐々に分解していきます。
次亜塩溶液は溶けている次亜塩素酸は徐々に分解はしていくので次亜塩素酸としての効果は薄まるかなくなっていきます。
次亜塩素酸が期限切れで使い道は?
次亜塩素酸水はとっても不安定な物質です。
生成原料、生成方法、保存の仕方、特に開封か未開封かで濃度は大きく変わってきますが基本的に時間がたっている古いものはほとんど分解しているとみられます。
100ppmでトイレの便器をスプレーする。
黄ばまず白く綺麗に保てます。
お風呂の壁、床にたっぷりスプレー。
滑りやカビとおさらばです。
捨てると思ってスプレーしてみたらどうでしょう。塩素臭が残っていればまだ少しは塩素が残っているかもしれません。
次亜塩素酸水とは?
次亜塩素酸は、菌の膜を攻撃して死滅させる作用があります。例えば、人間の体内で免疫担当細胞として働く白血球の主成分である好中球が、細菌の侵入に対する防御のために産生する成分が次亜塩素酸です。次亜塩素酸を主成分とした水は、その性質から除菌・消臭効果が期待できるのです。
次亜塩素酸と次亜塩素酸ナトリウムの違いは
①pH値の違い:次亜塩素酸は弱酸性(肌と同じくらいのpH値で、肌に優しい性質です)。一方、次亜塩素酸ナトリウムは強アルカリ性であり、皮膚に強い刺激を与える可能性があります。
②使用方法の違い:次亜塩素酸はそのまま使用しますが、次亜塩素酸ナトリウムは薄めて使用します。
③殺菌成分の形態の違い:次亜塩素酸は遊離塩素が不安定で、低濃度でも殺菌効果を発揮しますが、有機物に触れるとすぐに分解してしまうため注意が必要です。次亜塩素酸ナトリウムは遊離塩素が安定しており、高い濃度が必要ですが、殺菌効果を出すことができます。
一番わかりやすい例としては、キッチンで使用するハイターです。ハイターは皮膚に触れるとヌルヌルするのに対し、次亜塩素酸水は全くヌルヌルしません。
まとめ:次亜塩素酸水が期限切れで効果は?古くなったら使い道は?
次亜塩素酸の使用期限は、濃度や保存方法によって異なります。
- 未開封の次亜塩素酸は、製造日から1年程度保存できます。
- 開封した次亜塩素酸は、遮光容器に入れ、冷蔵庫で保存することで、1か月程度保存できます。
- 次亜塩素酸を消毒に使用した場合、効果は濃度や汚れの量によって異なりますが、一般的には24時間程度です。
次亜塩素酸水は、放置すると徐々に分解し、濃度が低下します。具体的には、光や熱に当たると分解が早まり、有機物に触れると分解が遅くなります。そのため、次亜塩素酸水を使用する際は、遮光容器に入れ、冷蔵庫で保存してください。また、使用開始後24時間以内を目安に使用してください。
次亜塩素酸水は、有機物や光、熱に弱いため、分解されやすく、保存期間は短いです。そのため、次亜塩素酸水を使用する際には、使用期限や保存方法を守り、効果的に使用してください。
次亜塩素酸水を使用する際は、以下のことに注意してください。
目の周りや粘膜に触れないでください。
飲用しないでください。
皮膚に触れた場合は、すぐに水で洗い流してください。
換気を十分に行い、吸入しないようにしてください。
使用後は、容器をよく洗浄してください。
残留塩素濃度測定が可能であれば、得られた濃度範囲で使えることもあります。
効果があるか無いか判らないけれど、それでも使ってみよう、ということであれば自己責任で使えるでしょう。