エアコンにある除湿機能が弱冷房除湿か再熱除湿か見分け方は?
弱冷房除湿と再加熱除湿はどこを見れば分かるんでしょうか?電気代の違いはどっちが安いんでしょうか?
エアコン除湿|弱冷房除湿か再熱除湿の違い・見分け方は?
エアコンにある除湿機能が弱冷房除湿か再熱除湿か、その見分け方について、結論から言うと日本で使われているエアコンの98%以上は弱冷房除湿です。
下級シリーズ(低価格機種)は、すべて弱冷房除湿です。
アパートなどに最初から備え付けられているエアコンは、前の入居者が再熱除湿方式のエアコンを残したまま退去しない限りは、100%弱冷房除湿です。
アパートのオーナーや管理会社が再熱除湿方式のエアコンを、アパートの設備として採用することはありません。
エアコンの除湿方法には、大きく分けて2種類あります。1つは「弱冷房除湿方式」、もう1つは「再熱除湿方式」です。
弱冷房除湿方式は、エアコンの冷房機能を使って、室内の空気を冷却し、湿気を除去する方法です。そのため、室温が低くなるというデメリットがあります。
再熱除湿方式は、弱冷房除湿方式とは異なり、室内の空気を冷却した後、熱交換器で加熱して、室温を維持しながら湿気を除去する方法です。そのため、室温が低くなるというデメリットがありません。
再熱除湿方式は、弱冷房除湿方式よりも電気代が高くなるというデメリットがありますが、室温を維持しながら湿気を除去できるため、快適に過ごすことができます。
以下に、各メーカーの再熱除湿方式について、詳しく説明します。
ダイキン:ハイブリッド方式
ダイキンのハイブリッド方式は、必要な除湿量に合わせて無段階でコントロールできる除湿方式です。必要な除湿量が多い時は熱交換器の全体を冷やして除湿し、必要な除湿量が少ない時は熱交換器の一部だけ冷やして除湿します。それにより無駄がなくなって電気代も減ります。
ダイキンのエアコン(F40WTRXSなど)にある除湿機能はリモコンの設定で除湿と除湿冷房がありますが、この除湿は暖かい空気と混ぜ合わせています。
が弱冷房除湿か再熱除湿のどちらか見分けるやり方を教えて頂きたいです。
パナソニック:除湿モード
パナソニックの除湿モードは、室温と湿度のバランスを考える新しい除湿方式です。エアコンが室温と湿度の両方をチェックしながら、快適性の指標の快適ゾーンになるように制御します。
日立:再熱除湿方式
日立の再熱除湿方式は、王道の除湿方式です。部屋の湿った空気をエアコン本体に取り込むときに冷気を取りながら暖める方式です。
シャープ:新・コアンダ除湿
シャープの新・コアンダ除湿は、温度と湿度を検知しながら除湿する除湿方式です。50%~60%の範囲で5%刻みで設定可能で、従来の再熱除湿と比べ、消費電力を抑えて除湿効率をUPさせています。
富士通ゼネラル:再熱除湿方式
富士通ゼネラルの再熱除湿方式は、日立と同様ですが、機種によっては水の最大排出量がかなり多い場合もあります。
東芝:再熱除湿方式
東芝の再熱除湿方式は、同じく従来の方式です。
エアコン除湿|弱冷房除湿と再熱除湿の電気代の違い
エアコンの弱冷房除湿と再加熱除湿の電気代は、室温や湿度によって異なりますが、一般的に、弱冷房除湿の方が電気代が安く済みます。
これは、弱冷房除湿は室温を下げずに湿度を下げる運転モードであるためです。そのため、冷房よりも電気代が安く済みます。また、室温が低いときにも使用することができます。
再加熱除湿は、室温を下げながら湿度を下げる運転モードです。そのため、弱冷房除湿よりも室内の空気が乾燥します。また、室温が高いときにも使用することができます。
■弱冷房除湿モード:
弱冷房除湿モードは、室温を比較的低い温度に保ちながら湿度を下げるためのモードです。
冷却効果があるため、室内の温度を下げる効果があります。
室内の湿度を下げるため、少ないエネルギーを使用して湿度をコントロールします。
■再加熱除湿モード:
再加熱除湿モードは、冷房によって冷えた室内の空気を加熱して湿度を下げるためのモードです。
再加熱するため、一般的にはエアコンの消費電力が高くなります。
室温を上げることで湿度を下げるため、冷房効果はあまりありません。
まとめ:エアコン除湿|弱冷房除湿か再熱除湿の違い・見分け方は?
エアコンにある除湿機能が弱冷房除湿か再熱除湿か見分け方について、弱冷房除湿と再熱除湿はエアコンの総合カタログからしか見分けがつかないと思います。
再熱除湿の機能がある機器はカタログに誇らしげに「再熱除湿」と銘打たれますから。取扱説明書をみてもよくわかりません。
仕様欄にヒーターが書いていれば再熱除湿でしょう。
ただ、弱冷房除湿は、室外機運転中は、室内機の吹出し温度が冷たくなります
間歇冷却をしているので温度計はタイミングで吸い込み温度と同じになります
再加熱除湿は吸い込み口温度とほぼ同じ温度で吹出すという違いから見分けられるかもしれません。