でんぷん粉と片栗粉の違いは？
片栗粉とでんぷんは同じなんでしょうか？お互いに代用できる？デンプン粉の代わりとして片栗粉って使えるんですしょうか？
でんぷん粉と片栗粉の違いは？同じ？
でんぷん粉は「いも」のでんぷん（澱粉）でできていて、片栗粉は馬鈴薯澱粉でできていますから違います。
ただ、本当の片栗粉は、カタクリと言う植物の根から採取したデンプン質を精製したものなんですが、希少で高価であることから市販の片栗粉のほとんどはジャガイモのデンプンで作られているためほぼ同じと言ってよいでしょう。
でんぷん粉と片栗粉は代用できる？
片栗粉は本来片栗と言う植物の根から採られたでんぷんですが、生産量が大変少なく現在流通している片栗粉はじゃがいもから作られたでんぷんです。
でんぷんと片栗粉はどちらも食材のとろみや粘りを出すために使えます。
デンプンが主体となる食材には、他に、葛粉やコーンスターチ、浮き粉、タピオカ粉など、各種あります。
まとめ：でんぷん粉と片栗粉の違いは？同じ？代用できる？
現在「片栗粉」として一般に売られているのはジャガイモを原料としたでんぷんです。
本来は「カタクリ」の根から作られた物ですが、現在は「カタクリ」から作られた物は極少なくスーパーマーケット等に売っているのはジャガイモのでんぷんです。
他にとうもろこしから作れれたコーンスターチもでんぷんです。
ジャガイモのでんぷんはトロミが付き易いが冷えるとトロミが薄くなり
とうもろこし由来のコーンスターチはジャガイモでんぷんより高温で少し長い時間加熱しないとトロミが付きにくいですが冷めてもトロミが無くならないと言う特徴があります。
参考：コーンスターチ・でんぷん粉・片栗粉の違い
片栗粉はもともと、春に山や野原で見かける「かたくり」という植物の根から作られるでんぷんのことです。しかし、現在は大量生産が難しくなったため、市販の片栗粉のほとんどはじゃがいもでんぷんで作られています。
片栗粉は、水と一緒に加熱すると膨らんで粘りが増しますが、加熱を続けたり温度が下がると粘度が下がる性質があります。そのため、温かいうちに食べるあんかけ料理や中華料理、かきたま汁などに適しています。
一方、コーンスターチはとうもろこしの実から作られるでんぷんです。同じ量を使った場合、片栗粉よりも粘度は低いですが、加熱して一度とろみがつくと、加熱を続けても温度が下がっても粘度が下がりにくい性質があります。そのため、ブラマンジェやカスタードクリームなどの菓子作りによく使われます。
コーンスターチはしっかり火を通さないと臭みがあったり、口触りが悪くなるので、十分に煮ることが必要です。また、片栗粉のように透明な仕上がりにはなりません。これらの性質を考慮して、料理によっては片栗粉の代わりにコーンスターチを使うこともできます。
