リレーのアンカーの由来は?
リレーの最終ランナーをアンカーと呼びますが何が語源なんでしょうか?
リレーのアンカーの由来・語源とは?
リレーのアンカーという言葉の語源は、綱引き競技に由来しています。
綱引き競技とは、力を合わせて相手チームと綱を引っ張り合う競技です。この競技において、一番最後尾に位置する選手は、相手に綱を引かれないようにしっかりと腰を落として力強く踏ん張る役割を果たします。この姿勢が、船の錨(アンカー)を下ろすときのようにしっかりと地についている様子に似ていたため、「アンカー」と呼ばれるようになりました。
その後、この「アンカー」という言葉は、綱引き競技以外のスポーツにも使われるようになりました。特に陸上競技のリレー競技において、最終走者のことを「アンカー」と呼ぶようになりました。最終走者はリレーの最後を締めくくる重要な役割を果たすため、綱引き競技の最後尾に位置する選手のように、力強く競技を締めくくる姿勢がアンカーと呼ばれるようになったのです。
綱引き競技では、最後尾に体重の重い選手を置くことで、綱をしっかりと引きずられないようにするための役割でした。そしてこの用語が、陸上競技など他のスポーツにも広がり、最終走者を指す言葉として使われるようになったのです。
要するに、リレーのアンカーとは、元々は綱引き競技で使われていた言葉で、最後尾の選手の姿勢や役割を示す言葉だったんですね。
アンカー(リレー最終走者の由来・語源)とは?
もともとは綱引きに使っていた言葉で、綱引きでは最後尾の人の踏ん張りが勝敗を左右する。
そこで、最後尾には重い人を配置する。
そこで、綱を地面につなぎ止める「重し」と言う意味で「いかり」を意味する「アンカー[anchor]」と呼ぶようになった。
それをリレー競技に借用し、最終走者・泳者もアンカーと呼ぶようになった。
まとめ:リレーのアンカーの由来・語源とは?
リレーの最終走者を「アンカー」と呼ぶのは、綱引きの最後尾の選手を「アンカー」と呼ぶことに由来しています。
綱引きでは、最後尾の選手は、自分の体重をかけて、相手チームの綱を引き寄せないようにします。この姿が、船のいかりに似ていることから、最後尾の選手は「アンカー」と呼ばれるようになりました。
リレー競技でも、最終走者は、前の走者からバトンを受け取り、ゴールを目指します。最終走者は、他のチームの最終走者との競争を制し、チームの勝利を決める重要な役割を担っています。このことから、リレー競技の最終走者も「アンカー」と呼ばれるようになりました。
このように、リレーの「アンカー」は、もともとは綱引きの「アンカー」から借用した言葉です。