京都で今年(2023年)の9月にかけて、カメムシが大量発生しているようですが原因は?
カメムシが大量発生した場合、カメムシ用の殺虫スプレーで撃退・駆除できるんでしょうか?
京都2023カメムシ大量発生の原因・理由は?殺虫スプレーで駆除?
京都市内でなぜカメムシが異常発生しているのか 「数日で一気に増えた」原因は?
京都市や大津市内でカメムシが大量に発生している。夜、窓から家の中に入って来たり、街灯に集まったりして市民生活に悪影響を及ぼしている。カメムシの調査を行う京都府病害虫防除所(亀岡市)は22日、急きょ農作物被害に注意を促す通知を発表した。なぜ、急に増えたのだろう。
「この数日でカメムシが一気に増えた。窓を開けていると入ってくるので困っている」と、京都市中京区のマンションに住む70代の女性は困惑する。部屋は8階で夜に風を通すために窓を開けると、緑色の個体が飛び込んでくる。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1115643
京都で今年(2023年)の9月にかけて、カメムシが大量発生したことを受けて、京都府病害虫防除所が令和5年度病害虫発生予察注意報第2号を発令。
豆類(黒大豆、アズキ)に吸実性カメムシ類(アオクサカメムシ、イチモンジカメムシ、ホソヘリカメムシ、ミナミアオカメムシ等)が府内全域で多発しているとしています。
原因はカメムシが好むスギやヒノキの花粉が今年は多く、猛暑で雨量が少なかったことがきっかけで、スギ・ヒノキの花粉の球果を食べつくしたことから街に移動してきたようです。
カメムシは果樹の実汁を吸うため、カキ・ナシへの被害も多く、果物農家にも被害が及んでいるようです。
京都2023大量発生カメムシの駆除・撃退方法
この時期のカメムシの飛来は防ぐ方法がなく、各地で社会問題 (イベントの中止とか公共施設への大量侵入等) になっています。
「カメムシ撃退用のスプレー・苦手なミント系のもの・ハッカ油など」の施工は、次の日の朝に大量に死んでいるか、粘り強い奴が生きている、ということであれば、非常に良い効果が得られているということです。
外部に集まるカメムシを大量に殺虫するのはかなり困難だからです。
白壁と蛍光灯以外に洗濯物などが引き付けることも多いので、取れる対策として以下をご検討下さい。
・建物の白壁を有色に塗り替える
・可能なら夜間の外灯を消す
・明るい色の洗濯物は見通せるところに干さない
・できるだけカメムシ忌避用のスプレー剤を塗っておく
・庭の樹木を剪定する
・近所を点検して発生木があれば、管理者に対処を要請する
飛来・侵入を防止
飛んでくる虫を侵入させないために、窓やドアは開放にせず、窓には網戸(なるべくメッシュの細かいもの)を取り付けましょう。
虫の誘引防止
虫は主に、照明から出る短い波長(紫外線)に引き寄せられて飛んできます。
そのため、外灯に多く飛来して困っている場合は、紫外線を放出しないランプ(防虫ランプ)に取替えたり、店舗などの蛍光灯には防虫用蛍光灯または、紫外線を遮断するカバーを取り付るといいでしょう。
その他、屋内の窓ガラスに紫外線を遮断するフィルム(窓用防虫フィルム)を貼れば、室内の灯り(紫外線)が外へ漏れず、虫が集まってくるのを抑制します。
※ただ、虫が大量発生している場合、防虫用照明に切り替えても十分な効果が得られない場合があります。
また、虫の種類によっては、防虫照明であっても十分効果が得られないことがあります。 特に超微小なサイズの虫には効果が出にくいことがあります。
殺虫剤による駆除
虫が窓に多数止まって困っている場合、窓用殺虫剤を散布すると、窓に止まる虫を駆除できます。
建物の出入口などには、薬剤を蒸散する殺虫器を取り付けると、殺虫器の周辺に飛んでくる虫を駆除することが可能です。
室内に入ってきた虫対策
屋内に侵入した虫に対しては、エアゾール式殺虫剤で対処きます。
飲食店などの場合は、店内の入り口にライトトラップを設置すると、室内に入ってきた虫を捕獲することが可能です。
京都2023カメムシ大量発生で雪になる?
カメムシが大発生すると大雪になる という言い伝えがありますよね
単に言い伝えといっても昔からの言い伝えには調べてみると科学的根拠があることが多く(ウサギ小屋にはゴキブリが寄り付かないという言い伝えがあるのだが、調べてみるとウサギの尿にゴキブリに対する忌避物質が含まれていた、など)、一概に否定することはできません。実際、東北地方や信越地方ではカメムシの大発生と大雪との因果関係が、非公式ながら多くの人に周知されています。
はカメムシの大発生と厳冬大雪とにどんな関係があるのか?
カメムシをはじめ昆虫類の発生数や成長率は気候に大きく左右されます。きっとある気候条件下では、カメムシの産卵数や孵化率が上がり、カメムシの餌となる植物などもふんだんに生い茂り、さらに天敵となる他の昆虫などの生き物には何らかの負の効果をもたらすことになり、カメムシの個体数があまり減ることがないのかもしれません。そしてその気候条件下というのが冬の厳冬にも繋がる条件なのかもしれません。
カメムシは体内のセンサーでやがて訪れるだろう厳冬を察知すると、通常なら野外の枯れ木の下や土手の隙間などで越冬するよう個体であっても生死に影響するような寒さを防ぐことのできる環境をもとめる必要があり、民家などの家屋をより安全な越冬場所と認識し、家の回りなどにいつもの年に増して多くのカメムシが集まってきて、その結果、我々は普段よりも多くのカメムシを目撃することになるのでしょう。
まとめ:京都2023カメムシ大量発生
京都で今年(2023年)の9月にかけて、カメムシが大量発生しているようですが原因は気候によるものです。
もともとカメムシは産卵サイクルが早いのに加えて、今年は産卵期に気温の高い日が続いたことが原因で繁殖が活発になったのでしょう。
刺激しなければ臭気は出さないので、国宝なども臭くはならないでしょう。触らないように気を付けるようにしましょう。
ただカメムシが繁殖するのは自然(樹木・草花・野菜など)が多く有ると云う事。
それだけ、古都の街並みや自然環境が保たれている場所と云う事でしょう。