伊藤美誠が2023年のアジア大会・卓球で不在の理由はなぜ?
女子卓球界のエースと言われてきた伊藤美誠ですが、勝てなくなったのでしょうか?
伊藤美誠が卓球アジア大会に出ないのは怪我?不調?
伊藤美誠が卓球アジア大会に出ない・不在の理由はなぜ?
伊藤美誠が2023年のアジア大会・卓球に出ない、不在の理由はなぜかというとやはり、
怪我(臀部の痛み)
が大きな要因ではないかとみられます。
怪我(臀部の痛み)
伊藤美誠は2023年5月の卓球の世界選手権でも左臀部(でんぶ)に痛みを抱えていたことから別メニュー調整。
病院で検査をした結果、患部付近の骨に炎症があったと説明しています。
詳しい診断名は明かさなかったものの
「ちょっと骨に(ダメージが)いってる。疲労系で、(悪化する)ギリギリの状態。1回バキッといっちゃったらヤバい」
と話していました。
世界選手権は世界ランキングポイントの高い大会であるため、辞退は考えていないという反面、本来なら1カ月の安静期間を取るべきだという考えを示し、日本独自の五輪代表選考方法に苦言を呈したような報道がされました。
昨年から始まった日本独自の選考方法では、国内選考会やTリーグでの成績も考慮されます。
国際大会の合間に国内大会が開催され、高頻度で試合をこなさなければなりません。
このため、伊藤美誠選手は疲労が蓄積し、アジア大会に間に合わなかったのではないでしょうか。
アジア大会日本代表選考会で落選が理由ではない
伊藤美誠が2023年のアジア大会・卓球で不在の理由について、
「アジア大会日本代表選考会で落選したから」
とする情報も一部でみられますが、伊藤美誠はエントリーはしていたようです。
伊藤美誠がアジア大会日本代表選考会で代表権を逃したのはあくまでも2022年の話しで2023年の事ではありません。
伊藤美誠が卓球アジア大会に出ない・不在の理由|パリ五輪の選考基準
伊藤美誠が卓球アジア大会に出ないのは怪我の影響に加えて、パリ五輪の選考基準も絡んでいるものとみられます。
まず、2024パリ五輪選考ポイント対象期間臭いて、パリ五輪シングルス選考ポイントの合計ポイント上位2名が男子・女子シングルスおよび団体戦代表候補予定選手となります。
選考ポイント1位の選手が3名以上、もしくは2位の選手が2名以上重複した場合には、直接対決で選考する事となっています。
重複した選手数が2名の場合は決定戦、3名以上の場合はリーグ戦を行います。
2024年の卓球パリ五輪選考ポイント対象大会を見ると、国際大会の合間に国内大会が開催され、高頻度で試合をこなさなければなりません。
このため、伊藤選手は疲労が蓄積し、けがを負うことになりました。
ですから、出場する大会を選択し、自分のコンディションを保つことも大切なことであることを明確に意識しての大会不出場なのだと思われます。
■2024年 卓球パリ五輪選考ポイント対象大会
大会名
1 2023年世界卓球選手権大会(個人戦)
2 2023年アジア競技大会
3 2023年アジア卓球選手権大会
4 2023年全日本卓球選手権大会及び 2024 全日本卓球選手権大会
5 パリ五輪国内選考会(6 回)
6 2022 T リーグ個人戦・2023 T リーグ個人戦
7 T リーグ 2022-2023 レギュラーシーズン(セミファイナル、ファイナルを含む)及び 2023-2024 レギュラーシーズン(2023 年 12 月末まで)
8 国際大会のシングルス種目において中国のトップ3選手に勝利した場合
まとめ:伊藤美誠が卓球アジア大会に出ない・不在の理由はなぜ?
平野美宇 パリ五輪代表“死守”へ勝負所「(伊藤美誠を)どれだけ離せるかがカギ」杭州アジア大会に出発「1勝でも多く」
卓球女子の平野美宇(23)=木下グループ=が19日、杭州アジア大会(23日開幕・中国)への出発前に成田空港で取材に応じた。今大会は日本協会が設定する24年パリ五輪代表選考ポイントの対象で、優勝すれば最大80点が加算される。現在420点で五輪シングルス切符圏内の2番手につけているが、3番手の伊藤美誠(スターツ)に10・5点差まで迫られているだけに、「最低限のポイントをしっかり獲得することが大事。1勝でも多く勝ちたい」と意気込んだ。
パリ五輪代表レースは佳境に差しかかっており、残る選考対象大会は3大会。首位を独走する早田ひな(日本生命)は初の五輪切符をほぼ手中にしており、今大会後にも確定する可能性がある。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a6b4fb036eb5e33d6bbeca0d63b5e1d2cac9cb2e
日本卓球協会が発表した2023年9月11日時点でのパリ五輪代表選考ポイント女子上位6人は、
(1)早田ひな=640・5点
(2)平野美宇=420点
(3)伊藤美誠=409・5点
(4)木原美悠=268点
(5)佐藤瞳=230点
(6)張本美和=226・5点
となっていて、早田ひなの出場がほぼ確定。
2枠目を巡って平野美宇と伊藤美誠が肉薄をしています。
平野美宇選手としては、アジア大会のエントリーを見送った伊藤美誠に対して少しでもポイント差を広げたいところでしょう。
逆に伊藤美誠選手は、この間にしっかりと休養・けがの治療に専念し、挽回を図る計画ではないでしょうか。