拓殖大学の不破聖衣来選手は期待のスーパールーキーから大学女子長距離界のエースへと注目を集めるアスリート。
ただ2022年の第40回都道府県対抗を境に大会出場からは遠ざかっているようですが今後の予定は?パリ五輪出場はできるんでしょうか?
不破聖衣来(拓殖大)今後の予定は?
7連覇狙う名城大は増渕祐香、谷本七星ら充実の布陣 初V期待の大東大は1年生6人エントリー 拓大・不破聖衣来はメンバー外れる/全日本大学女子駅伝エントリー
10月29日に開催される第41回全日本大学女子駅伝の実行委員会が大会のエントリー選手を発表した。
全日本大学女子駅伝シード校のエントリー選手をチェック!
前回大会で史上初の6連覇を達成した名城大は、昨年まで主軸を担った小林成美(現・三井住友海上)、山本有真(現・積水化学)が卒業したものの、2年連続で区間記録を樹立した谷本七星(3年)と増渕祐香(4年)がチームを牽引。前回1区、2区で区間賞を獲得している米澤奈々香(2年)、石松愛朱加(2年)も順当に登録されている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f310b1939d7a1cfc8ad3bd3f539bb10bdf4d417
不破聖衣来選手は2023年に入ってから、
第29回関東大学女子駅伝(前回大会で4区の区間新記録をマークし、大会の優秀選手に選出)
第41回全日本大学女子駅伝(最長区間の5区で2年連続区間賞)
と欠場を続けています。
全日本大学女子駅伝に関しては「故障の影響」でメンバー外になったとしていますが、現在は世界のトップ選手と戦うための体づくりに専念しているとのこと。
不破聖衣来選手は2023年1月6日の初詣で
「昨年出場できなかった世界選手権に絶対出場することが目標。12月の五輪の選考でもしっかりと結果を出したい」
と今年の目標を語っていました。
不破聖衣来(拓殖大)故障の原因は貧血?
不破聖衣来選手は拓殖大学に進学すると、21年の12月に10000m日本歴代2位(当時)の30分45秒21をマークしていますが、その後、度重なる故障に苦しんできました。
翌年は怪我などにより長期離脱。世界選手権への挑戦も諦めました。
実は不破聖衣来選手は大学に入学してすぐ、貧血で思うような走りができなくなると「イップス」のように自分の走り方がわからなくなって呼吸が上がってきてしまったと話しています。
不破聖衣来(拓殖大)パリ五輪出場は?
不破聖衣来選手は現在、1万メートルで日本歴代3位(30分45秒21)の記録を持っていますが、2024年パリ五輪に同種目で、28年ロサンゼルス五輪はマラソンでの出場を目指しています
なお、2024年パリ五輪の参加資格取得方法は
・出場枠の50%は期間内に参加標準記録を達成すること
・残りの50%はランキング期間内のワールドアスレティックス(世界陸連)の世界ランキング
によって与えられます。
日本では第108回日本選手権(2024年6月27~30日、会場は調整中。10000mと混成競技は上記を参照)が最も重要な代表選考の競技会として位置づけられます。