機内から消えた老人の行方は?エア・カナダ018便の真相は?#ワールド極限ミステリー

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香港から、カナダ・バンクーバーに向かうエア・カナダ018便でアメリカ人の高齢男性が機内で忽然と姿を消すという前代未聞の事件が発生しました。

「エア・カナダ018便密航事件」とも呼ばれるようになった事件はその後、空港セキュリティが強化される要因ともなっています。

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エア・カナダ018便密航事件

2010年10月29日に、中国人の青年男性が香港を出国し、カナダへ密入国すべくアメリカ人の高齢男性を装い、エア・カナダの旅客機で香港からバンクーバーへの密航を試みた事件。

香港国際空港におけるセキュリティの死角をついたことが原因で、
入国管理法違反容疑で逮捕

エア・カナダ018便密航事件発生の経緯

2010年10月29日、エアカナダAC018便が香港を飛び立ち、バンクーバーに向けフライトでは、乗客の中に顔中がシワだらけの白人男性がいました。

エアカナダAC018便が離陸すると白人男性は荷物をもったままトイレに閉じこもり、その時は、しばらくすると機内食を食べに座席に戻って来ます。

しかし、機内食を食べ終えた白人男性は再び席を離れるとそのまま戻ることがありませんでした。

エア・カナダ018便密航事件の真相は?

いつまでたっても席に戻らない白人男性を「老人がひたすら機内のトイレにこもるなんて何かあったのでは?」と心配した乗客が、客室乗務員に相談。

するとトイレには白人男性はおらず、客室乗務員が機内の捜索を開始したところ、空席のはず座席に居眠りをしている青年を見つけました。

20歳代とみられる中国人男性でしたが乗客名簿にはそれらしい人物が見当たりません。

018便がバンクーバに到着すると、連絡を受けて待ち構えていた現地の入国管理局員が機内に現れ、青年の身柄を確保。入国管理法違反容疑で連行しました。

男性はハリウッドばりの特殊メイク(変装用の特別なシリコンマスク)で白人の老人に変装しており、
他にも、茶色の革の帽子、眼鏡、薄い茶色のカーディガンからなる変装キットが入ったバッグを持っていたという。

そもそも香港の空港で出国手続きを行っていた時点で、シワだらけの顔の白人男性の手足が非常に若かったため、当初から空港職員は違和感を覚えていました。

香港発カナダ行きの飛行機に登場し、カナダの入国管理局で拘束される事件が発生した。

男性はその後、カナダ国境サービス庁(Canada Boarder Services Agency、CBSA)に連行されるとカナダの移民局に難民申請を行い、亡命を求めています。

エア・カナダ018便密航事件はテロの危険も

男性の使用していたマスクはインターネット上で700ドル(約5万7000円)程度で誰でも購入できるもの。

カナダ入国管理局によれば、男性は1955年生まれの米国人男性名義の搭乗券を利用して航空機に搭乗しており、搭乗券を交換した可能性があると見ていました。

香港の入国審査を通過する際には、男性は自分の旅行書類と本物の搭乗券を使用したものの、
バンクーバー行きのフライトに搭乗する直前にトランジットラウンジで協力者と旅行書類を交換したことから、まんまと成り済ますことができたとのこと。

エア・カナダの広報は、「香港国際空港を離陸するまでには、何回もの身分確認があったのに(それらをすり抜けたことが)驚きだ。」と表明しており、
入国のセキュリティの是非について改めて問われるようになりました。

実際は若年層にも関わらず、精巧なシリコンマスクを着用するだけで全くの別人として飛行機に搭乗できてしまったたことは、
テロリストが悪用する可能性のあるセキュリティ違反について懸念されます・

カナダ、そしてアメリカの連邦機関において、セキュリティを強化することが審議されることにもなりました。

そして、男性が別人を装っていたにも関わらず、入国を許可してしまった香港国際空港の職員に対し、香港の裁判所は有罪判決を言い渡しました。

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