映画『哀愁しんでれら』2021年2月5日に公開された土屋太鳳さん主演のサスペンス映画。
社会を震撼させる凶悪事件を起こすことになりますが、結末のインスリンは?
家のガラスに人殺しといたずら書きした犯人は誰?
主人公の娘ヒカリは結局同級生を突き落とした?それとも濡れ衣?
哀愁しんでれらネタバレ考察|インスリンで結末は?
映画『哀愁しんでれら』で家にいたずら書きをしたのは、「ヒカリが同級生を突き落として殺した」と解釈した同級生の親たちだと思われます。
泉澤大悟(田中圭)のモンスターペアレントぶりは、親たちの間でも有名であり、問題有りの親と娘だったわけです。
大悟は医者で金持ちであり、学の無い人間を見下す性格です。嫌われる性格として描かれています。
ヒカリは基本的に嘘つきな性格です。筆箱を自宅トイレに流したことを小春(土屋太鳳)がちゃんと問いたださなかったエピソードが出てきました。このことが、ヒカリのモンスター化させてしまうことに繋がります。
映画『哀愁しんでれら』では、娘が通う小学校の校内医を田中圭がしている訳ですが、最後で家族3人で学校の教室でひかりちゃんに授業をしているシーンがありました。
最後インスリンを注射して児童が倒れている描写がありましたが序盤に主人公の父親が「インスリンはたった1ミリリットルでも致死量となる」と言ってました。大人でもそうなので、子供であれば、もっと少ない量でも致死量となるのではないでしょうか。
娘のためを思い、妻の助言によって、全生徒にインスリンを注射し死亡させます。
この映画では、あの注射器に致死量のインスリンが入っている設定なのでしょう
また、映画のパンフレットには、映画を見て疑問に思うことの監督の答えが載っています。
・無くした指輪をなぜ大吾が持っていたのか
→落ちていた指輪を大悟が保管していた。
・大吾は母親に叩かれたことで左耳が聞こえず耳鳴りがしていたが、小春やひかりも同じ動作をしていたのはなぜか
→大悟のクセが家族である小春やヒカリにうつった。
・ひかりがくるみちゃんを突き落としたにいた女の子はなぜひかりに手紙を渡したのか
→その場にいたあの女の子は、ヒカリが突き落としていないと知っているので、あの子なりにヒカリを元気づけたかったのではないでしょうか。
渉くんはヒカリに筆箱を盗ったと嘘をつかれた仕返しに、くるみちゃんを突き落としたのはヒカリだと嘘をついたんです。
哀愁しんでれらは実話?元ネタは?
映画『哀愁しんでれら』には元ネタになった実話事件があると言われています。
2016年10月に茨城県日立市で起こった事件で
【「もう1回運動会やれ」校長に包丁突き付ける 容疑の夫婦を逮捕 子供が運動会に出られず?】
という見出しで新聞でも報道されています。
産経新聞 10月5日(水)19時44分配信
茨城県警日立署は4日、暴力行為等処罰法違反の容疑で、茨城県日立市南高野町の無職、生天目(なばため)利明容疑者(50)と妻で無職の由貴子容疑者(49)を逮捕した。
逮捕容疑は2日、自宅を訪れた、子供が通う同市内の学校の校長と教員2人に、包丁を突き付けて「運動会をもう1回やれ」などと脅迫したとしている。利明容疑者は「やっていない」と容疑を否認、由貴子容疑者は「間違いありません」と容疑を認めている。
同署によると、両容疑者は子供が通う学校に対し、2日に行われた運動会を「延期しろ」と複数回にわたって要求していたという。
同署は動機を調べているが、何らかの理由で子供が2日の運動会に出られないため、「延期しろ」と要求したが、聞き入れられなかったことから、「もう1回やれ」と脅迫した可能性があるという。
「子供の運動会をやりなおさせようと学校を脅した保護者が捕まった」事件で渡部監督が「あまりに馬鹿馬鹿しくて信じられない」と思ったと同時に「なぜそんな行動に出たのか興味がわいた」と言います。