2019年8月14日の巨人対広島(20回戦)は台風による雨の影響で開始20分で一時中断となるものの23分後に再開。
立ち上がりは広島の野村祐輔投手、巨人菅野智之投手の両先発が3回まで無失点に抑えてたものの、
試合が動いたのは4回。
4回表に1死二、三塁という場面で巨人8番手の小林誠司が左前タイムリーで1点を先制
なおも1死一、三塁というチャンスが続いていましたが、
會澤のブロックはコリジョンルールではないか?とツイッターがざわつく判定がありました。
會澤のブロックがコリジョンルールじゃないかと巨人原監督がリクエストするも…
4回表1死二、三塁で打順が回ってきた巨人投手の菅野はスクイズを仕掛けます。
三塁走者のゲレーロは当然、ホームをめがけて猛ダッシュをするものの、タッチアウト。
しかし、広島捕手の會澤が進路妨害(コリジョン)ではないか?ということで、
原監督がリクエスト検証を求めたものの、判定が覆ることなくアウトの判定。
それでもなお、巨人原監督は審判に対して質問を続けるものの、それでも判定が変わることがなく、
4回表の巨人の攻撃は1点どまり。
4回裏に広島に1点返されて同点に追いつくものの、
試合は7回表に坂本勇の左中間二塁打と岡本の左前打で2点、
さらに8、9回にも1点、3点を加えて7-1で巨人の勝利。
広島打線を1点に抑えたは巨人の菅野は7月2日以来の9勝目を挙げ、
広島は自力優勝の可能性が消滅してしまいました。
コリジョンルールとは?
本塁での衝突(コリジョン)による怪我を防止するために設けられたルールで、
2014年にメジャーリーグ(MLB)で導入されたことをきっかけに日本でも、
2016年より採用されています。
コリジョンルールとみなされるのは、以下の条件が満たされている場合
1.得点しようとしている走者が、走路をブロックしていない捕手または野手に接触しようとして、または避けられたにもかかわらず最初から接触をもくろんで、走路を外れることを禁じる
2.ボールを保持していない捕手が、得点しようとしている走者の走路をブロックする行為を禁じる
リプレー検証を見る限り、広島捕手の會澤の足がホームベース上にあり、
走者(ゲレーロ)の進路を阻んでいるように見えます。
コリジョンルールが適用されないほうがむしろおかしい!?
とも思えるシーンだったことから、ツイッターでは問題視する声が相次いでいます。
ちなみに、日本でコリジョンルールが初適用されたのは、
2016年3月15日のヤクルト対広島のオープン戦。
奇しくも、今回の疑惑のコリジョンルール疑惑の持たれている會澤翼が、
2回表二死一・二塁の場面で左前打を放つと、二塁走者の松山竜平が本塁を狙いタッチアウト。
ビデオ判定の結果、ヤクルト捕手の中村悠平が松山の走路を塞いでいたとコリジョン判定され、
松山の生還が認められています。