紫陽花(あじさい)の花芽がつかない原因は?
葉は元気できれいなのに紫陽花(あじさい)に花芽がつかず花が咲かない場合、どうすれば良いのでしょうか。
アジサイの花芽がつかない!紫陽花の花芽の見分け方
紫陽花(あじさい)の花芽がつかない原因は剪定が遅いことが多いようです。
アジサイは花が終わるか終わらないかの頃が剪定時期です。夏を越したら花芽が出来ているので切ってはいけません。
紫陽花を遅く剪定すると、なぜ翌年咲かないのか、というと、紫陽花の花は、
→ 前年に伸びた枝に咲く ←
からです。
花芽のつかなかったその紫陽花を来年に咲かせるには、次のうち、どれでも自分の庭の事情に合った対策を試してみましょう。
1。今年はまったく剪定しない。来年、花が終ったら即、剪定する。その後伸びた枝に、次の年、花が咲く。
2。今年はまったく剪定しない。来年、花が終ったら、いつでもいいので、花の咲いていた枝だけ根元で切る。他の枝は切らない。次の年、残しておいた枝に(全部ではないが)花が咲く。これはぜったいに失敗のないやり方。
3。今年は、どの枝でも、また、いつでも、いいのですが、枝の数の3分の1だけ根元からばっさり切る。来年は、切らなかった枝に(全部ではないが)花が咲く。この3分の1だけ、という剪定のしかたは、全体の「量」が3分の2になるが、2と同様、ぜったい失敗がない。
2と3の欠点は、背丈が高めになることです。
あまり切り詰めすぎても翌年咲かないようです。
今年伸びた枝の半分くらいのところで芽を見つけ、その5ミリくらい上で切ってください。
花が咲かなかった(花芽がつかなかった)アジサイの枝は遅くとも7月中、できれば6月中に各枝の上三分の一程度を目安に、全体の樹形や芽の伸びる方向を考慮して剪定するようにしましょう。
花が咲かなかった枝で、強く伸びて株のバランスを悪くしている場合には、3分の1~4分の1位を切り戻します。
側枝が多くなったものも株元から切り取り、若い枝に更新します。
なるべく、株の占有面積に応じた枝数に保ち、新旧の枝のバランスをとった方が良いと思います。
花芽が出来るのは秋口ですが、それまでに新しく伸びる枝をできるだけ充実させるようにしましょう。
ただ実際には、アジサイは剪定しないほうが花付きはよくなります。
日陰の花というのはイメージだけで、日当たりの良いところのほうが花付きはよくなります。
剪定しないと、年々樹高が高くなっていきます。(低木なので限度はありますが)