悪魔の日とはいつ？
なぜ6月6日は縁起が悪いと言われるのでしょうか？月6日生まれが悪魔だというのはオーメンが理由？
悪魔の日いつ？なぜ6月6日生まれが悪魔？オーメンが理由？
6月6日が縁起が悪いとされる理由について、さまざまな背景や文化的要因が存在します。この日が悪魔の日として忌み嫌われる背景を、歴史的、宗教的、文化的視点から詳しく解説します。
666という数字の背景
最も広く知られている理由の一つは、キリスト教の聖典『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』に記されている「666」という数字です。この数字は「獣の数字」として知られ、悪魔サタンや反キリストと関連付けられています。
『ヨハネの黙示録』13章16-18節には、以下のように記されています：
「また、小さな者にも大きな者にも、富める者にも貧しい者にも、自由な身分の者にも奴隷にも、すべての者にその右の手あるいはその額に刻印を押させた。この刻印のある者でなければ、物を買うことも、売ることもできないようにした。この刻印とはあの獣の名、あるいはその名の数字のことである。ここに知恵が必要である。賢い人は、獣の数字にどのような意味があるかを考えるがよい。その数字とは人間を指すものである。そして、その数字は六百六十六である。」
この記述により、「666」はキリスト教の影響下にある文化では不吉な数字とされています。1976年のホラー映画『オーメン』は、この「666」に基づいています。映画では、6月6日午前6時に生まれた悪魔の子ダミアンが登場し、彼の頭には「666」の痣があるとされています。この映画が6月6日を不吉な日として強調する一因となっています。
6月6日｜偶数のぞろ目に対する古来の日本の考え
日本では、古来より偶数のぞろ目があまり歓迎されていません。これは中国の陰陽五行説に由来しており、奇数が「陽数」（縁起が良い数）であり、偶数が「陰数」（縁起が悪い数）とされています。6月6日も偶数のぞろ目であるため、これが不吉だと感じる人がいます。
なお、日本において、6月6日は「おけいこごとの日」とされています。これは、物事を始めるのに良い日とされ、特に芸事や学問の開始に適しているとされています。また、東洋圏では1と6は縁起の良い数字とされており、6月6日が必ずしも不吉な日であるとは限りません。
悪魔の日(6月6日)完全数としての「6」の意味
一方で、「6」は完全数とされ、不吉な意味は本来ありません。完全数とは、自身を除く約数の和がその数自身と等しい自然数のことです。例えば、6は1+2+3であり、28は1+2+4+7+14です。新ピュタゴラス学派は、6が最初の完全数であることから「神が6日間で世界を創造した」ことに関連付けていました。
悪魔の日(6月6日)の認識の変遷
古代の人々は、自分が数えられない数字を不気味と感じる傾向がありました。例えば、人間の手には5本の指があるため、6以上の数は理解しにくいものでした。このため、「6」は不気味とされることもありました。これは、ヨーロッパで13が不吉とされる理由とも類似しています。
現代において、6月6日が不吉であるかどうかは、個々人の感覚や信念によるところが大きいです。日本では多神教的な信仰や文化のミックスがあり、特定の数字や日付に対する捉え方も多様です。例えば、6月6日は「ロールケーキの日」ともされ、ポジティブな意味で捉えられることもあります。
悪魔の日(6月6日)は映画オーメンの影響も
『オーメン』のようなホラー映画は、「666」や6月6日に対する恐怖心を強める要因となっています。1976年に公開された『オーメン』は、その後も多くのリメイクや続編が作られ、6月6日を悪魔の日として強調しました。2006年には、6月6日に合わせてリメイク版が公開され、再びこの日が注目されました。
まとめ：悪魔の日いつ？なぜ6月6日生まれが悪魔？オーメンが理由？
キリスト教の聖書『新約聖書』の『ヨハネの黙示録』13章18節には、「獣の数字」として「666」という数字が登場します。この数字は、悪魔や反キリストを象徴するものと解釈され、キリスト教圏では忌み嫌われています。
6月6日は、数字の並びが「666」に近いため、「悪魔の日」と呼ばれるようになったと考えられます。
日本では古来から、偶数の並びはあまり歓迎されていませんでした。これは、中国の陰陽五行説に基づく考え方で、奇数が陽数、偶数が陰数とされるためです。
陰数は受動的、消極的、弱いなどの意味合いを持つため、縁起が悪いと捉えられていたのです。
6月6日は「6」が3つ並ぶ偶数の並びであるため、日本の伝統的な考え方でも縁起が悪いとされる場合があります。
しかし、これらの理由はいずれも迷信に基づくものであり、科学的な根拠はありません。
近年では、6月6日は「おけいごごとの日」として、物事を始めるのに良い日とされていることもあります。
また、東洋圏では1と6は縁起の良い数字とされています。
結論として、6月6日が縁起悪い日かどうかは、個人の考え方や信仰によって異なるものです。
大切なのは、自分で納得できる理由を見つけて、それを尊重することです。
もし、6月6日が気になるのであれば、その日は避けるのも一つの方法です。
しかし、必要以上に恐れたり、迷信にとらわれたりすることは避けましょう。
