オールユーニードイズキル(映画)ラストの考察|最後のシーンの意味は?

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映画「オール ユー ニード イズ キル(All You Need Is Kill)」の最後のシーンの意味は?

なぜケイジは最後、少佐のままループ出来たのですか?

また、いつもと違うシーンではなくヘリのシーンに戻ったのでしょうか?

過去に戻ったのに、オメガがルーブルの爆発ということになっちゃった理由は?

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オールユーニードイズキル(映画)ラストの考察|最後のシーンの意味は?

映画「オール ユー ニード イズ キル(All You Need Is Kill)」の原作の舞台は日本。主人公は10代の初年兵キリヤ・ケイジ。

ループの原因はギタイ達の司令塔ギタイサーバーを殺して謎の電波を浴びたから。(映画では血液になっていましたが、そっちの方が映像的に分かりやすいですね)

死ぬと戻るのではなく、ギタイサーバーを殺すと戻る。ループを抜けるにはバックアップのギタイを殺してからサーバーを殺す必要がある。(映画のオメガのような親玉はいません。各戦場のサーバー毎にそれぞれループしてます)

序盤からリタが鍛えてくれる映画と違って、原作でリタもループ能力を持っていると知るのは最後の2ループだけ。リタはループの力を持ち続けていて、ケイジが死んでもループするのはリタがサーバーを必ず殺すから。

リタに教えられた手順に従ってバックアップとサーバーを殺すけど失敗してループする。それを聞いたリタは自分とケイジが両方生き残ると片方がバックアップになってループが終わらない、片方は死ななければならないとわかってケイジに襲いかかってくる。

リタは実は自分が死ぬつもりでわざとケイジに殺される。

ケイジはサーバーを倒してループを抜けて、リタの代わりに最強の兵士として戦い続けていく。

■通常のギタイ(ミミック)
小さくていっぱい湧いてきたギタイ
このギタイはクローンのようなもので、無限に湧いてくるぞ!殺しても殺してもキリがないし、何の意味もない。

■アルファ(アルファ・ミミック)
青くて光っている大きなギタイ
こいつは通常のギタイ約68万体につき1体しかいない。こいつの能力は二つ。一つは、後述するオメガの「目」になること。そしてもう一つは、「殺されると時間が巻き戻る」ことだ。だから、こいつの体液を浴びると、浴びた人間も「殺されると時間が巻き戻る」能力を身に着けてしまう!

■オメガ(オメガ・ミミック)
地下に潜んでいる大きなギタイ
こいつは全ギタイの中で1体しかいない。つまりボスだ!こいつの能力は二つ。一つは、全ギタイの「脳」になること。全てのギタイにこいつが指令を与えている。そして、もう一つは、「(アルファが殺されることで)時間を巻き戻してやり直す」能力を持っていることだ。


タイムループの大元であるオメガの体液を浴びたからです。
それによってケイジは、再びループの能力を得て、“戦闘がはじまるはずだった日”へ戻ったのです。
しかしその能力の大元のオメガはもういませんからケイジにとってはこれが最後のループになるでしょう。

最後オメガを倒してヘリの中で目覚めた後、ケイジが二等兵から少佐に戻っていますが、それはギタイが倒されたから状況が変わったということでしょうか。

だとしたら、映画冒頭の将軍に楯突いて眠らされる→ヘリに乗せられる というイベントが発生しなかったことになりますが、ギタイが戦闘能力を失ったのは「本日の明け方」なので、上のイベントは既に発生していないとおかしいと思うのですが、どうでしょうか?

違います、ギタイが侵略を開始したのは数年前からです。
過去と未来を繋ぐ通信機能のおかげで、地球を壊滅寸前まで追い込めた。
それが無くなったので、歴史が「ギタイ侵略が始まった」数年前から「現在」まで、丸ごと書き変わってしまったのです。

数年前の地球がどういう状態だったかは本編に書かれていませんが、少なくともケイジが二等兵に降格される事件は絶対起きていないでしょう。

オールユーニードイズキル(映画)考察まとめ

■Q1.なぜ主人公は、ループ能力を身に着けたのか?殺されると、どうして時間が巻き戻るのか?
A1.たまたま最初に運よくアルファを殺して体液を浴びたから。この映画では、「ギタイの体液を摂取すると、そのギタイと同じ能力を手に入れる」という設定がある。だから、アルファの体液を浴びた主人公は、アルファの「殺されると時間が巻き戻る」能力を身に着けてしまった。

■Q2.なぜ基地で目が覚めるところから始まるのか。別の場所から始まってもいいのでは?
A2.アルファは、死ぬたびにオメガに時間を巻き戻されて復活する。そして、その復活する区切りとなるポイントが、作中では描かれていないが、恐らく、アルファが目を覚ますところからなのだろう。だから、アルファの体液を浴びた主人公は、アルファ同様、意識を失って目が覚めたところから始まるのだと思われる。

■Q3.最初主人公が見ていた山奥の風景の幻影(ビジョン)はなに?そもそもどうしてそんなもん見るの?
A3.主人公がアルファの体液を浴びて、ギタイと部分的に一体化した証拠。ギタイは、「脳」であるオメガと繋がっているので、全員がこのビジョンを常に見ていると思われる。劇中では「『ギタイ』が主人公を探して近付いてくると観る」とも説明されていた。

本来なら、ビジョンは「脳」であるオメガの隠れ場所・・・であるはずだったが、実は、最初の山奥の光景は、オメガが主人公に見せていた嘘だった。主人公が何度もループしていることを知ったオメガが、アルファの体液を浴びて全ギタイの「脳」であるオメガと主人公が部分的に繋がっていること(つまり主人公は半分アルファみたいなもの)をうまく利用して、勝手にループしないように主人公を捕まえてしまおうと、全然違うところにおびき寄せるようとしたワナだったのだ。このままじゃループの主導権が奪われっぱなしだから。そして、主人公は引っかかってしまった。引っかかってすぐオメガがそこに居ないことに気づくんだけどね。

■Q4. じゃあリタも以前幻影(ビジョン)を見ていたんだよね?どうなった?
A4. そう、リタが見ていたものも、やはり本当にギタイが見ているビジョンではなくて、オメガに見せられていた嘘のビジョンだった。リタはオメガに見せられたウソの情報をもとに、作戦を決行、見事人間軍は部分的にギタイに勝利した。だが実はこれも、この勝利(リタの勝利)をチャンスに、一気に総力戦でギタイを全滅させよう!と人間側に思わせるための、壮大なワナだったのだ。見事ワナにかけられた人間は、全勢力を結集してギタイを全滅させようと侵攻を始める(主人公が参加した戦い)。オメガのワナで、ギタイが待ち伏せているとも気づかずに・・・。

■Q5.主人公が体に注射してたやつ、あれはなに?
A5. 以前ギタイから博士が採取した体液。ギタイの体液を体に送り込み、通常のギタイと同化することで、オメガのワナじゃない、本当のオメガの居場所を、こちらから探ろうとした。で、それが成功して、ルーブル美術館の地下に実はオメガは居たよ、というわけ。

■Q6. 最後の作戦のあたりが良く分からない
A6. 捕まえられて輸血されることでループ能力を失った主人公は、もう二度と失敗できなくなった。だから次の一回で、全てのギタイの「脳」であるオメガの破壊を、なんとしてでも成功させなきゃいけなくなった。そこで仲間の部隊にも協力をあおいで、敵の基地に突貫した。当然、ボスだから警備しているギタイがいっぱいいる。こいつらは殺してもいい。だから、部隊の仲間が殺しまくってくれた。でも、オメガの近くにはアルファという強力な中ボスがいる。このアルファだけは殺しちゃ駄目だ。なぜなら、アルファとオメガの能力のせいで、アルファを殺したら「主人公たちの都合」でなく「相手(オメガ側)の都合」でループが始まってしまうからだ。だから、リタはアルファのおとりになって最期は犠牲になったってわけ。

■Q7.最後になんですべてが都合よくループしてんの?
A7.これは日本だけでなく、海外でもやっぱり突っ込みいれられている。ハリウッドのご都合主義だとか、主人公はループ能力を再度身に着けてこれからも無双出来るのか、などなど。いろんな解釈が考えられるだろう。

そこでこれは、個人的な解釈になるが、主人公はこれまでと違って最期だけは、アルファの「殺されて時間が巻き戻る」能力の方ではなくて、オメガの「(アルファが殺されることで)時間を巻き戻してやり直せる」能力の方を、身に着けたのではないかと考えている。

だから、オメガの能力を身に着けたままだけど、もうアルファは居ないので二度と時間は戻らないし、オメガの能力のおかげで、これまでとは違って都合のいいところから始めることが出来た。

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