アナ雪2(アナと雪の女王2)がいよいよ公開されますね!
前作の舞台を3年後という設定で、エルサを呼ぶ不思議な歌声に導かれて、
アレンデール王国を飛び出してアナ、クリストフ、オラフ、スヴェンと共に自分の持つ力の秘密を解き明かすストーリー
アナ雪にはオラフというキャラクターが登場しましたがアナ雪2ではさらに、
エルサとアナが「魔法の森」で出会う新キャラクター「サラマンダー」もいるのも見どころのひとつかもしれませんが、
アナ雪作品の主な舞台となっているアレンデールには実はモデルとなって居場所があることは意外と有名な話かもしれませんね。
アレンデール(アナ雪2)のモデルの場所はどこ?
アナ雪(アナと雪の女王)の世界では中世ヨーロッパをモデルにしたと思われる様々な建物が登場しますが、
これらはゼロから創作したものではなく、実際にアナ雪2(アナと雪の女王2)の製作スタッフが現地に行って取材をしたものと言われています。
- アレンデール城のモデルはアーケシュフース城(オスロ)
- アレンデール王国の街並みはブリッゲン(ベルゲン)
- エルサの氷の宮殿のモデルはスターヴ教会とアイスホテル
- エルサの戴冠式が行われた教会は聖オラフ教会
アレンデール城のモデルはアーケシュフース城(オスロ)
アレンデール王国の中央に鎮座しているエルサとアナの居城は、
ノルウェーの首都にして最大の都市でもあるオスロ市内にあるアーケシュフース城です。
アーケシュフース城はもともとの目的は首都オスロを守るため1290年代後半ごろ
(日本の歴史だと鎌倉時代後期)に造られ、海に面した高い壁が特徴のお城です。
オスロの有名な観光スポットの一つでもあり、城内を有料で観覧することもできます。
アレンデール王国の街並みはブリッゲン(ベルゲン)
ブリッゲンはノルウェー語で埠頭という意味のある地域でノルウェーにあるベルゲン旧市街の倉庫群。
ベルゲンは西ノルウェーのフィヨルド地方特有のユニークな地形にあり、
ノルウェーでオスロに次ぐ第二の規模を誇る都市。
ブリッゲンは三角屋根のカラフルな建物が港沿いに連なった街並みが評価され、
1979年に世界遺産に登録された地域でもあり、2000年にはヨーロッパ文化首都にも選ばれた芸術都市でもあります。
ベルゲンは930年以上の歴史と伝統を持つ都市で、
山が海を取り囲む「フィヨルド」の玄関口となっていることからノルウェー最大の商業都市と船舶工業都市として現在も繁栄を続けています。
エルサの氷の宮殿のモデルはスターヴ教会とアイスホテル
エルサの能力で造られた氷の宮殿には2つのモデル(モチーフ)があります。
一つはノルウェーにある中世の木造教会「スターヴ教会」で
中世時代は1000棟もあったと言われていますが、現存しているのはたった28棟のみ。
複雑な組み方で設計されているらしく垂直に立てた太い柱が屋根を支える独特な構造となっています。
もう一つはカナダにある全て氷で作られるアイスホテルです。
毎年冬限定で建築されるホテルで、室内でも温度は-3度~-5度くらいしかないので、
寝るときにも防寒着を着用していないといけません。
アナ雪ではアイスホテルの中に光が屈折して入り込む様子を参考にしたと言われていて、
2014年にはディズニーとコラボしてエルサの氷の城さながらのスイートルームが用意されたようです
エルサの戴冠式が行われた教会は聖オラフ教会
前作のアナ雪の冒頭では成長したエルサがしぶしぶながら戴冠式に臨むシーンがありましたが、
その時の会場となった教会のモデルはノルウェー・バレストランドにある「聖オラフの教会」です。
聖オラフの教会はもともとは159メートルを誇る世界一高い建造物だったようですが、
落雷などの原因で3度も立て直しせざるを得なくなり、現在は124メートルにまで縮小した規模になっているそうです。
アナ雪2ではアナとエルサの衣装にも注目!
アナ雪2の世界観ではアナとエルサがそれぞれ目を引くドレスを着用していますが、これは、
花の模様や葉っぱの曲線が美しいデザインが特徴のノルウェーの民族芸術である「ローズマリング」や民族衣装「ブーナッド」をモチーフとなっています。
ハンスの衣装も同じくノルウェーの男性用の民族衣装「ブーナット」、
クリストフは先住民族の衣装がモチーフになっています。
アナ雪2ではさらに『神話』のイメージを取り入れるなど衣装には随分と工夫をしているようです。