あおりハンドルとは左折・右折をする際に、曲がる方向とは反対側に車を寄せてから左折・右折していく運転方法
へたくそとかかっこいいとか様々な意見がありますが、あおりハンドルは道路交通法に違反することになります。
あおりハンドル事故の過失割合は？へたくそ右折動画でチェック！
周囲に大迷惑な「あおりハンドル」 なぜ膨らんで右左折？ 迷惑行為の心理とは
多発する「あおりハンドル」とは
クルマで交差点を右左折する際、曲がる方向とは別の方向に膨らむ通称「あおりハンドル」をおこなう人を見かけることがあります。あおりハンドルは、後続車や対向車などと接触する可能性もありますが、なぜ逆方向に膨らむのでしょうか。
そうしたなかで、栃木県にある烏山自動車学校（@KarasuyamaDS）のSNSでは、「だめすぎる急な左折例」という投稿とともに、危険運転の動画を投稿しています。
この動画では、窓に肘をかけ片手ハンドルで運転しており、左折する際には徐行せずクルマを右にふくらませて左折をおこなっています。
こうした左折する際の右振り運転は、通常の一般道でも一部で見られており、「あおりハンドル」と呼ばれるなど、危険な運転の仕方であるといえます。
https://news.yahoo.co.jp/articles/bb4da1b6bb95923fc174ac41e92d49bbd4f8fcf4
道路交通法第34条では、「車両は、左折するときは、あらかじめその前からできる限り道路の左側端に寄り、かつ、できる限り道路の左側端に沿つて（道路標識等により通行すべき部分が指定されているときは、その指定された部分を通行して）徐行しなければならない」と定められています。
このため、基本的に右左折をおこなう際は、曲がる方向に寄って徐行する必要があります。
なぜこうした法律ができたのかというと、あおりハンドル運転をすることで、左折の場合だと広がった歩道側の隙間をバイクや自転車が通り抜ける接触する危険があるからです。
右折の場合も同じく追い抜きしようとしたバイクと接触したり、あわよくば対向車とぶつかってしまう可能性も考えられるからです。
ただトラックの場合だと大型になればなるほど内輪差の関係で前輪はすり抜けられても、後輪は歩行者や電柱など接触事故を起こしてしまうことがあるため、一般的な運転技術としてあおりハンドルをすることがあります。
あおりハンドルに対して、道路交通法第34条に違反する行為だとされた場合、どのような違反・罰則が適用されるのかというと
交差点右左折方法違反、２万円以下の罰金が科される。（同法121条1項5号）
交差点右左折等合図車妨害違反、５万円以下の罰金が科される。（同法120条1項2号）
https://kotsu.tokosys.com/doko34/
となっています。
