APEXのエンジンエラーについて。
エンジンエラーは、ゲームの起動時やプレイ中に発生し、ゲームがプレイできなくなる、または突然終了してしまうなどの現象を引き起こします。
エラーメッセージには、「0x887a0005」「0x887a0006」「Engine Error:CreateTexture2D Failed to create texture」「Engine Error:CreateShaderResourceView」など、いくつかの種類がありますが原因・解決方法は?
APEXエンジンエラーについて
APEXにおける「エンジンエラー」は、PC版(SteamやOrigin)でプレイ中に発生するエラーで、ゲームが正常に起動しなくなったり、プレイ中に突然終了してしまう現象を指します。 エラーの発生源は、ゲームのエンジン部分で何らかの問題が発生していることを示唆しています。 特に、2022年5月のシリーズ13へのアップデート以降、このエラーが増加傾向にあるとされています。
エンジンエラーが発生すると、以下のようなエラーメッセージが表示されることがあります。
Engine Error:0X887A0006 ? DXGI_ERROR_DEVICE_HUNG
Engine Error:CreateTexture2D Failed to create texture(0x887a0005)
Engine Error:CreateShaderResourceView
Engine Error:CreateTexture2D failed for Gfx_TextureAsset_Resize And Copy
Engine Error FS_CheckAsyncRequest
これらのエラーメッセージは、グラフィックデバイスのハング、テクスチャ作成の失敗、シェーダーリソースビューの作成エラー、非同期リクエストのエラーなどを示しています。
エンジンエラーの発生原因は様々ですが、主なものとして下記が挙げられます。
グラフィックボードとグラフィックドライバーの相性問題
APEX自体のシステムの問題
不正なコマンドやデータの送信
グラフィックスリソースの作成失敗
システムリソースの不足
ソフトウェアの互換性問題
メモリなどのリソース問題
オーバークロック
電源の供給不足
CPUの加熱
ゲームデータの破損
サウンドカードが原因
接続しているUSBメモリなどのメモリスティックが原因
エンジンエラーはプレイヤーによって発生頻度や症状が異なり、全く発生しないプレイヤーもいれば、頻繁に発生するプレイヤーもいます。 例として、プレイ中に画面が白くなり、何度もゲームが落ちてしまう症状などが報告されています。 また、シーズン13以降に発生するエンジンエラーでは、エラーコードが文字化けするケースも多いようです。
APEXエンジンエラー原因|グラボ?スペック不足?
APEXでエンジンエラーが発生する原因には、様々な要因が考えられます。
グラフィックボードの問題: グラフィックボードとグラフィックドライバーの相性問題が、エンジンエラーを引き起こす可能性があります。 ドライバーのアップデート後や、グラフィックボードの処理負荷が高すぎる場合に発生することがあります。
APEX 自体のシステムの問題: 特に、2022年5月のシリーズ13へのアップデート以降、APEX 自体のシステムに何らかの問題が発生し、エンジンエラーが増加したと考えられています。
その他: 不正なコマンドやデータの送信、グラフィックスリソースの作成失敗、システムリソースの不足、ソフトウェアの互換性問題なども、エンジンエラーの原因として考えられます。
APEXエンジンエラー解決方法
APEXの修復
ゲームファイルの破損が原因でエンジンエラーが発生している可能性があります。
Steam版であれば Steam クライアントの「ライブラリ」から、APEX を右クリックし、「プロパティ」→「ローカルファイル」→「ゲームファイルの整合性を確認」を選択します。
Origin 版であれば、「マイゲームライブラリ」→ APEX を右クリックし、「修復」を選択します。
グラフィックドライバーの更新/ダウングレード
グラフィックドライバーが最新でない、または最新版との相性が悪い場合、エンジンエラーが発生する可能性があります。
まずは、最新版のドライバーをインストールしてみてください。
最新版でも解決しない場合は、過去のバージョンへのダウングレードを試してみてください。 ダウングレードの手順は、お使いのグラフィックボードメーカー(NVIDIA、AMDなど)のウェブサイトを参照してください。
APEXを管理者モードで起動
APEXを管理者権限で起動することで、一部のエラーが解消されることがあります。
Steam や Origin のアイコンを右クリックし、「管理者として実行」を選択して起動します。
Windowsのレジストリ変更
レジストリのタイムアウト時間を変更することで、ディスプレイドライバーの応答停止エラーを回避できる可能性があります。
ただし、レジストリの操作を誤ると、OS が起動しなくなるなど、重大な問題が発生する可能性があります。 レジストリを変更する場合は、自己責任で行ってください。
オーバークロックの停止
オーバークロックは、PCに負荷をかけて不安定にする可能性があり、エンジンエラーの原因となることがあります。
オーバークロックを行っている場合は、設定を元に戻してみてください。
グラフィックボード設定の調整
VSyncなどの垂直同期機能が、エンジンエラーの原因となることがあります。 グラフィックボードの設定で、VSync を無効にしてみてください。
電源設定の調整
電源供給不足を防ぐため、電源プランを高パフォーマンスに変更してみてください。
また、CPUとGPUの電源供給の競合を防ぐために、「プロセッサの電源管理」設定で「最大のプロセッサの状態」を100%以外に変更することも有効です。
CPUクーラーの交換
CPUの加熱が原因でエンジンエラーが発生している場合は、より冷却性能の高いCPUクーラーに交換することを検討してみてください。
DirectXの更新
DirectXのバージョンが古い場合、エンジンエラーが発生する可能性があります。 最新版のDirectX をインストールしてください。
サウンドカードの無効化
サウンドカードが原因でエンジンエラーが発生する場合があります。 デバイスマネージャーからサウンドカードを無効化してみてください。
USBメモリの取り外し
接続しているUSBメモリなどのメモリスティックが原因でエンジンエラーが発生する場合があります。 不要なメモリスティックは取り外してみてください。
APEXエンジンエラー解決方法|スペック不足が原因の場合
APEXを快適にプレイするには、公式が推奨するスペックを満たしている必要があります。 特に、グラフィックボード(GPU)、CPU、メモリは重要です。
■グラフィックボード(GPU):
推奨スペックはNVIDIA GeForce GTX 970 / AMD Radeon R9 290ですが、 より高画質・高フレームレートでプレイしたい場合は、GeForce RTX 30シリーズ以上が推奨されます。
特に240fpsでプレイしたい場合は、GeForce RTX 3070以上が望ましいです。
低スペックのGPUを使っている場合、エンジンエラーの原因となりやすいだけでなく、ゲームの動作が重くなったり、カクついたりする可能性があります。
■CPU:
推奨スペックはIntel i5 3570Kおよび同等のプロセッサですが、 より高性能なCPUを搭載することで、ゲームの処理がスムーズになります。
特に、高フレームレートでプレイしたい場合は、Core i7 13世代以上が推奨されます。
■メモリ:
推奨スペックは8GBですが、 16GB以上あればより快適にプレイできます。
メモリ不足は、ゲームのクラッシュや動作不良を引き起こす可能性があります。
PCのスペックが低い場合、推奨環境を満たしたゲーミングPCへの買い替えを検討する必要があります。
APEXエンジンエラー解決方法|おすすめスペックのゲーミングPC
APEXを快適にプレイするためには、高いフレームレートと処理能力が求められます。 特に、144fpsや240fpsといった高フレームレートでプレイするためには、高性能なグラフィックボードとCPUを搭載したゲーミングPCを選ぶ必要があります。
■ハイエンドモデル:
〇OMEN 45L Desktop ハイパフォーマンスプラスモデル:
CPU: Core i7-14700K
GPU: GeForce RTX 4080 Super
メモリ: DDR5-5200 32GB
SSD: 2TB NVMe対応
価格: 508,000円~
特徴: CPUクーラーが水冷クーラーで冷却性能が高い。240fps張り付きを余裕で処理するスペック。
〇LEVEL-R779-LC149KF-UT3X:
CPU: Core i9-14900KF
GPU: GeForce RTX 4070 Ti SUPER
メモリ: DDR5-4800 32GB
SSD: 1TB NVMe対応
価格: 389,800円~
特徴: 購入時にカスタマイズが可能。高fps張り付きを実現できるスペック。
■ミドルクラスモデル:
〇OMEN 25L Desktop パフォーマンスモデル:
CPU: Core i7-14700F
GPU: GeForce RTX 4070 Super
メモリ: DDR5-5200 16GB
SSD: 1TB NVMe対応
価格: 257,400円~
特徴: 価格と性能のバランスが良い。144fps張り付きを実現できるGPUを搭載。
〇G-GEAR GA7J-G241BN/CP1:
CPU: Core i7-14700F
GPU: GeForce RTX 4070
メモリ: DDR5-4800 32GB
SSD: 1TB NVMe対応
価格: 249,980円
特徴: 144fps張り付きを実現できるスペック。240fps張り付きには届かないものの、それに近いfpsを出すことが可能。
■エントリーモデル:
〇GALLERIA RM7C-R46T:
CPU: インテル Core i7-14700F
GPU: NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 8GB
メモリ: DDR5-4800 16GB
SSD: 500GB NVMe対応
価格: 218,980円~
特徴: 価格が比較的安い。240fps張り付きは難しいが、144fpsは出せる。
■ゲーミングPCを選ぶ上での注意点
予算: ゲーミングPCは高価なものが多いため、予算に合わせて選ぶ必要があります。
プレイスタイル: 本格的にプレイしたい場合は、高性能なモデルを選ぶ必要があります。
将来性: 今後、より重いゲームがリリースされる可能性もあるため、ある程度の将来性も考慮して選ぶと良いでしょう。