appraiserres.dllを削除すると(ファイルの場所を差し替えると?)Windows 11のシステム要件を満たさないパソコンでもWindows10からアップグレードできるようになると言われています。
appraiserres.dllとは?削除でwindows 11非対応でもアップグレード?
マイクロソフトは公式に、Windows11アップグレード要求されるスペック
TPM2.0,
CPUファミリ
CPUモデル
などの条件を公表しています。
自分のパソコンがwindow11にアップグレードできるすっぺっくなのかは「PC 正常性チェック アプリ」をダウンロードして実行することでチェックできます。
もしスペック条件を満たしていなければ、
「このpcは現在windows11のすべてのシステム要件を満たしていません」
と表示されてしまい、window11へのアップグレードはできません。
ただ、どうやら、システム要件をチェックするのは「appraiserres.dll」というファイルらしく、このファイルを削除もしくはファイルの場所を差し替える、ファイル名を変更することでシステム要件をチェックではねられることなくインストールが進むようです。
Windows11をダウンロードする際にインストールメディアの作成ではなくWindows11 ディスクイメージ(ISO)をダウンロード。
ダウンロードが完了したら「WinRAR」などISOイメージが解凍できるソフトを使って「sources」フォルダー内の「appraiserres.dll」を削除もしくはファイルの場所を差し替える、ファイル名を変更。
そして改めて「setup.exe」を「管理者として実行」するとwindows11のインストールが進むという具合です。
この方法でwindow11をインストールして、その後、問題なくパソコンが稼働しているケースとしては、
○FMV Biblo NF/B70 NF/B90D NF/E70 Lavie PC-LL550GD PC-LL550LG 等 DynaBooK R731/E
○CPU i7 4790k M/B H97plus
○CPU Intel Core i5-430M Arrandale 2core 割り当て、メモリ 3GB、TPM なし
○Corei5-4590 、TPM 2.0非対応
など。
ただ同等以上のスペックだったとしても、windows11にアップグレードして必ずしも正常に稼働するわけではありません。
現状ではスペック条件を満たしたパソコンでwindow11にアップグレードしたところ、
動作が重くなった
強制再起動を繰り返すようになった
特定のアプリ・プログラムが起動しない
wifiにつながらなくなった
など、様々な不具合が起きています。
windows10パソコンの場合、少なくとも2025年まではサポートを継続することが発表されているので、windows 11を導入するならやはり、スペック条件を満たした新しいパソコンを導入するのをおすすめします。
市販されている5万円台のノートパソコンで発売日が2018年以降なら、ほぼ間違いなくwindows11のシステム要件を満たしています。
そもそも、中古ではなく新品で発売されるPCはすでに「window11対応」もしくは「window11アップグレード済み」といった注意書きがあるので、window11非対応PCを間違って購入してしまう心配はなさそうです。