映画「あらしのよるに」の結末は?
原作では、ラストは、雪山を越えて、新天地に向かう話がクライマックスでしたが、2匹とも死んでいる?生きているんでしょうか?
あらしのよる(映画)あらすじ
曇り空の下野原でヤギの親子が草を食べていた。それを知っていたかのように、オオカミの群れが近寄っていた。それを察知した母ヤギが顔を上げ、それに気付いた子供のヤギ(メイ)も顔を上げると、母は逃がすようにメイを押し始めた。しかし、オオカミの群れがメイ達を襲い始めた。母はメイを守るため立ち塞がり、オオカミの片耳を食いちぎったが、ついに食われてしまう。メイは泣きながら草原を走っていった。
それから数年たったある嵐の夜、立派に育ったメイが山小屋に避難した。同様に1匹のオオカミ(ガブ)も同じ山小屋に避難してきた。真っ暗な闇の中、かぜ気味で鼻の利かない2匹は、互いの正体を知らない(勘違いした)まま夜通し語り合い、意気投合する。そして「あらしのよるに」を合い言葉に、翌日再び会う約束をする。
翌日、2匹は互いの意外な正体を知ることになるが、喰う者(オオカミ)と喰われる者(ヤギ)の関係を超えて、2匹は「ひみつのともだち」となる。しかしそれは、互いの種族にとって、決して許すことのできない禁断の友情であった。ある時、ガブと逢う約束をしたメイに、友だちのヤギ(タプ)が心配だからと一緒についてくる。ガブにとってはメイは友だちだが、メイの友だちは美味しそうなエサである。結局、ガブがメイの友だちを脅かして逃がし、その場はことなきを得る。
しかしやがて、2匹の関係は、ヤギとオオカミのお互いの集団にバレてしまう。喧々囂々の末、互いの集団では自らの利益のためにメイとガブの友情を利用して、相手方の情報を手に入れてくるように2匹に命令する。メイとガブは、それぞれの集団内での立場よりも、お互いの友情を大切にして2匹で逃げることを決意し、ヤギとオオカミが一緒に暮らすことができる「緑の森」を探すため、目の前に広がる雪山の向こうを目指し旅立つ。その頃、オオカミの群れは自分たちを裏切ったガブを追いかけていた。
雪山を駆けていく2匹。ガブがメイを気遣って夜中だけ狩をしていたことで、1度険悪になった2匹だったが、和解してさらに強い絆で結ばれる。だが、追跡隊のオオカミの群れは少しずつ、確実に2匹を追い詰めていた。焦りと寒さに体力を削られ、もう歩けないと感じたメイは「自分を食べろ」とガブに頼む。泣く泣くその頼みを聞こうとしたガブだったが、そのとき既にオオカミの群れは間近に迫っていた。ガブは自らを囮にし、メイを助けようとしたが、雪崩が起きて群れもろとも巻き込まれてしまった。
春。メイは山を無事に越え、草原で暮らしていたが、いなくなったガブを思うと寂しくてたまらない。ある日、ガブが近づいてくるのを見て、喜んで近づいていくメイ。しかしガブは雪崩のショックで記憶を失い、今やメイもただのエサに過ぎなかった。ガブの豹変ぶりを嘆き悲しんだメイは「いっそあのあらしのよるに出会わなければ」と叫ぶ。その言葉がきっかけでガブの記憶は戻り、2匹は再び友情で結ばれたのであった。
あらしのよる(映画)結末ネタバレ|原作は死んだ?生きてる?
狼は、狼の故郷にヤギを連れてランチを食べようとするんですけど、他の狼に案の定狙われてしまって、狼はヤギと二人でそれぞれの故郷を離れてともに暮らすことを決意します。
そこで、山を一つ越えることになったのですが、追っ手の狼(自分たちよりヤギをとった裏切り行為のため)襲われたりします。
お互い飲まず食わずで、非常に飢えた状態になり、ヤギが狼に自分自身を食べさせようとします。
狼は飢えにより動けなくなったヤギを置いて、山を抜ける道を探します。しかし、狼は雪崩に呑み込まれてしまい、その弾みで記憶を失ってしまいます。
いつまでたっても狼が帰ってこないので、ヤギは狼を探しに行きます。
結局ヤギは狼と再開するのですが、記憶を失っているので食べられそうになるんですけど、ギリギリのところで記憶を取り戻し助かります。
ガブに食べられそうになりますが、「あらしのよるに」という合言葉で記憶が戻ります。
そして山の向こうへ辿り着き、緑豊かな地で二人で仲良く暮らしました。
緑の森に辿り着いてガブとメイが肩を寄せ合って「ずっと一緒だね」って言って終わります。
メイがみつけた「緑の森」で、吹雪になったり稲妻がなったり星空になったりするのはガブを探してる日にちの経過なんでしょう。