アルミホイルは体に悪いって本当?
アルミホイルを調理中にオーブンや落し蓋として使ったり、おにぎりや弁当にアルミホイルを使うのは体に悪いんでしょうか?
アルミホイルは体に悪い?おにぎりやオーブン、落し蓋は?弁当は?
アルミホイルは体に悪いと言われるようになったのは、過去にアルミニウムがアルツハイマーの原因となっているのでは?と世間の注目を浴びたことから。
1972年、透析治療中の患者が、腎臓障害のため透析液中のアルミニウムを尿として排出できず、脳に残り認知症が現れたことが報告されました。
ですか、これは「アルミを食べるとアルツハイマーになる」ということではなりません。アルミニウムイオンは水に溶けやすいのですぐに体外に出ていきますので、普通にアルミ箔を使用している限りそれで健康被害が出ることはありません。
そんなことで病気になるなら、とっくの昔にアルミ鍋もアルミ箔も販売禁止になっています。
日常使いのアルミニウムはアルツハイマーを発症させるような影響があるのか、に対しては今のところ「影響無い」と考えられます。アルミニウム製行平鍋からラーメンを食ってた筆者や両親、友人が結構な高齢の今もなお健在であるという実感に基づいても、一般的な人間が50年以上大量に食ったり扱ったりしてて何も起こらん物質というのは「主原因」ではない、と断じるのが科学的に正しいスタンスと思われます。
引用:https://www.chem-station.com/blog/2015/01/al.html
ちなみに、私たちが日常的に食品や食品添加物などを通じてアルミニウムも摂取しています。
1日当たりのアルミニウムの摂取量についてはWHO(世界保健機構)の報告では、1日あたりの摂取量は2.5~13mgとしています。
食品の安全性を評価している国際機関(JECFA:FAO/WHO合同食品添加物専門家会議)※では、人が一生涯摂取し続けても健康への悪影響がないと推定される暫定的な許容量(暫定耐容週間摂取量)として、体重1kg、一週間当たり、2mgという値を設定しています。
なお、一時期、アルツハイマー病とアルミニウムの関係があるといった情報もありましたが、現在は、この因果関係を証明する根拠はないとされています。
まとめ:アルミホイルは体に悪い?おにぎりやオーブン、落し蓋は?弁当は?
フライパン調理の際の温度は約200℃、アルミホイルの耐熱温度は300℃以上ですから、加熱が短時間なら溶け出す事はありません
ただ、酸(醤油や酢)に触れたり加熱時間が長くなるとアルミホイルが溶ける事はあります
でもアルミは人体には無害で摂取したアルミが体内に蓄積する事は無いので、腎臓機能に障害でも無い限りは食べても健康に影響する事は無いと思われます。
鍋ものとか加熱すると水蒸気が発生します。そこに塩分が加わると塩水になりアルミホイルを溶かします。よく見ると細かいつぶつぶが鍋の具に落ちているはずです。
身体に有害になるほどの量ではないので食べても問題ありません。アルミは酸に弱いので胃まで行けば溶けて消えます。(正確にはアルカリ性にも弱い)
ちなみにアルミホイルに裏表があるように見えますが、製造の過程でアルミを薄くする時2枚のアルミ板を重ねて延ばしていきます。アルミホイルの倍の薄さまで延ばした後剥がして巻くとできあがりです。白くぼやけてる色の面が剥がした面、ギンギラな面がローラーに当たっていた面です。裏表はありません。