9月20日のなつぞらでは、千遥の離婚問題にいよいよ決着をつけるべく、
なつぞらの放送始まって以来、おそらくは嫁・姑バトルが繰り広げられる
血みどろの修羅場になるのでは?と思われましたが、実際にはそんなことはなかったですね。
千遥のことを心配していろいろ調べてくれた信さんこと佐々岡信哉(工藤阿須加)の姿がなかったのが少し残念ですが、
なつ(広瀬すず)と奥原咲太郎(岡田将生)に加えて育ての母親で置き屋の女将でもある
なほ子(原日出子)がそろって出演となりました。
なつぞらで浅草の料亭に賛否両論!どこの店?
なつ・奥原咲太郎となほ子は、今回が初対面となったわけですが、
顔を合わせることになるとは、視聴者のほとんどは予想していなかったんじゃないかと思います。
浮気中の千遥の旦那役(清二)には渡辺謙の息子である渡辺大が出演し、
ネットでは「こんな役なんてもったいない!」という声もあったものの、
意外や意外、千遥の離婚問題は想像以上に穏便に済んでしまいましたね。
どちらかというと、(清二を除いて)千遥がいかに恵まれた環境に育ってきたのかが、
浮き彫りになるような展開でした。
千遥は戦争で父を、空襲で母を亡くして浮浪児だった過去を隠して嫁いだわけですが、
結局は、お姑さんにすべてばれていて、それは義父である親方も同じ。
けれども親方の意向で「そんなことは関係ない!」と、
純粋に千遥の料理の腕を見込んで修行をさせていたことがわかりました。
離婚問題が丸く収まるきっかけになったのは、なつ・千遥・奥原咲太郎の3兄妹の父親(内村光良)が、
以前に浅草の料亭で働いていたことが語られたこと。
千遥の料亭の親方も浅草の料亭で働いていたということで、
料亭の女将さんの態度が急激に軟化していくわけですが、
視聴者としてはこの展開にモヤモヤする人も多かったようですね。
ただ、千遥がなぜ両親の天丼の味を再現できたのかを考えると、
なつ・千遥・奥原咲太郎の父と親方は同じ浅草の料亭で働いていて、
兄弟弟子の関係にあったのではと思われます。
「浅草の料亭って、いったい、何軒あると思っているんだ!」という意見もごもっともですが、
ある程度の格式高い料亭になると、その数は絞られてくるんじゃないかと思われます。
調べてみると、
- 料亭 婦志多
- 料亭 都鳥
- 割烹家 一直
- 割烹 あさくさ
- 割烹 福八
- 浅草田浦 草津亭
- 割烹 草津亭
- 懐石 瓢庵
といったお店が、もしかしたらなつ・千遥・奥原咲太郎の父と親方が働いていた料亭のモデルかもしれません。