アシスト瓦とは屋根の応急処置のためのハンドメイド品で、ダンボールを指定のシートで包み、
防水テープで固定するという簡単な作り方ではあるものの、破損した屋根瓦の一時的な代替物として使えるため、
2019年の台風15号で大きな被害のあった千葉県をアシスト瓦で支援する動きが全国で広まっている様子がNHKあさイチで紹介されていました。
アシスト瓦の作り方・材料はダンボール,シルバーシート,防水テープだけ!
台風15号は関東で最大瞬間風速が30メートル・1時間雨量は30ミリ以上を記録するなど猛烈な勢いに発展し、
特に千葉県では長期間にわたって停電・断水するなど甚大な被害が発生してしまいました。
「過去最大級」と呼ぶにふさわしい自然災害となってしまい、住宅の屋根瓦が損壊する被害が相次いぎましたが、
特に大きな被災地となった千葉県を支援するために全国で制作されているのがアシスト瓦。
災害によって瓦屋根が損壊すると、瓦の在庫は一時的に不足するようになるものの、
アシスト瓦とはその間の応急処置として雨漏りなどを防ぐため、被災地で一時的に活用されるもの。
アシスト瓦制作に必要な材料は、
- 段ボール
- シルバーシート(#3000以上、ブルーシートのシルバータイプ)
- 防水テープ
の3つで、シルバーシートの「#3000」とは、簡単に言うと「防水・厚手」対応のモノになります。
詳しい作り方はPDFにまとめられていますが、
1.ダンボールを30cm×30cmにカットする
2.角を1カ所だけ4cm×5cm切り取る(完成後に水を流れやすくするため)
3.シルバーシートを30cm×60cmにカットする
4.2.で切り取った部分を包むようにシルバーシートをかぶせる
5.防水テープで3辺をとめる
6.2.の部分に「→」を記入して完成!
完成したアシスト瓦には好きな言葉を書くことができるため、
- 頑張ろう千葉
- 我々も皆様と共に頑張ります
- 絆
など様々なメッセージを込めることができます。
アシスト瓦の被災地(千葉)送付方法は郵便?宅配便?
完成したアシスト瓦は台風15号で被害に遭った千葉県に関しては、
下記の場所で送付を受け付けています。
- 〒296-0105
- 鴨川市広場1304-2
- 旧東條保育園内
- NPO法人 災害救援レスキューアシスト
- ℡ 070-654-5489
- 時間指定:17時以降
なお、送付したアシスト瓦に関しては災害支援にすぐに使われずに、
災害備蓄品となることもあるようです。
アシスト瓦に関するツイッターの反応
あさイチで紹介されていたアシスト瓦には、ふなっしーの絵を描いているものもありましたね。
他にも、「みんなが心を1つにして力を合わせれば、何ごとも成し得る」という意味を込めて、
戦国時代に安芸(現在の広島県)の大名だった毛利元就の石碑に刻まれた言葉「百万一心」もみられるようです。