悪魔の糞(アサフェティダ)とは臭いが強い香辛料で仏教ではネギ属の多くの植物とともに、五葷のひとつとして食用を禁止されているほど。
インドでは古くから香辛料として用いられてきた歴史があり、ウスターソースの原料としても使われることもありますが、その強烈な臭気を喩えて「Devil’s dung(悪魔の糞)」という呼び名を持っています。
■「アサフェティダ(Assafoetida)」とは
ペルシャ語で樹脂を意味する「アザ」と、ラテン語で臭いという意味の「フェティダ」が合わさった名前。その名のごとく非常に香りの強い植物で、かなり大きくなることからジャイアントフェンネルとも呼ばれる、
引用:https://www.olive-hitomawashi.com/column/2018/09/post-2065.html
悪魔の糞(アサフェティダ)通販お取り寄せは?
悪魔の糞(アサフェティダ)はオオウイキョウ属の植物、フェルラアサフェティダの樹脂。
ニンニクやドリアン、腐りかけた玉ねぎのような強烈な臭気が最大の特徴です。
黄色い粉末のものはアサフェティダの樹脂に小麦粉、豆の粉、ターメリックなどが混ぜてあり、日本でもスパイス専門店で販売されているほか、通販などで買うことができます。
また日本で購入出来るものはほぼすべてパウダー状で売られていて、
ヒング
ヒングパウダー
アサフォーティダ
Hing Powder
といった商品名で販売されているのが悪魔の糞です。
悪魔の糞(アサフェティダ)楽天・アマゾンの価格は?
悪魔の糞(アサフェティダ)の臭気は複数の硫黄化合物を含有しているため。いわゆる「玉子の腐った臭い」と称される部類の臭いになります。
そのままでは、臭みだけではなく苦みも辛味が強いので、とても口にする気にはなりませんが、油で炒めると臭いとともに苦みが消え、玉ねぎのような香ばしい匂いに変化します。
悪魔の糞(アサフェティダ)の代用は?
悪魔の糞(アサフェティダ)は胃痛や腹部の膨満感、便秘、下痢など、胃腸の不調を整える効能があるとされている他、東洋医学では百日咳や気管支炎の咳を抑える効能も持っているとされています。
インドに昔存在していたムガール帝国の声楽家はこのアサフェティダを歌う前には必ず飲んだという逸話も残されています。
悪魔の糞(アサフェティダ)を他のスパイスで代用するならば、玉ねぎやニンニクの粉末を使うのが良さそうです。