進撃の巨人で始祖ユミル(ユミル・フリッツ)の目的は?何がしたかったんでしょうか?
始祖の巨人として世界中から認知されている始祖ユミルが巨人になった理由は?
始祖ユミルの目的は?何がしたかった?進撃の巨人
進撃の巨人で始祖ユミルことユミル・フリッツは古代のエルディア帝国(ただこの頃は国というより1部族レベル)に仕えていた奴隷です。
始祖ユミルは奴隷の身分でありながらエルディア王を愛するあまり、エルディア王が間違いを犯しても全て受け入れていました。
その結果、ユミルはエルディア王を庇い死亡します。もしも王様を庇わなかったら、子供を守れたと後悔がありました。
ユミルは道の世界にいる中で、ミカサを見つけます。ミカサはエレンを愛していましたが、ユミルとは違いエレンが間違えたらそれを指摘出来る強さがありました。ユミルはミカサに自分を重ね、自分に出来なかった愛する者を殺す事をミカサに求めました。そしてミカサがエレンを殺したので満足して成仏しました。
始祖ユミルはカール・フリッツを愛していた?進撃の巨人
進撃の巨人で始祖ユミルは何年も巨人を砂で形成していましたが彼女は不遇な出立で、初代フリッツ王から奴隷のように扱われ続けていました。
それでも彼のことを愛していたのかというと、カールフリッツを愛していたというよりは、愛すること・愛されることに憧れ続けていた、って感じなのかもしれません。
命令される通りに頑張ればいつか愛してもらえるって期待して、死後も2千年ずっと巨人を作り続けていたのでしょう。
そして彼女は「奴隷」であり、主人公エレンが1番嫌うような、そしてこの進撃の巨人という作品を象徴するテーマである「自由」と言う概念からかけ離れた存在=奴隷です。
つまり、彼女は己の存在価値を立証するためにおそらく「何かに尽くし、何かに従事すること」することを選んだのでしょう。
故に、初代フリッツ王が死んだ後も、彼の言いつけを守り続け、ただひたすら巨人を作り続けていました。
彼女の気持ちや信条は物語の中で明確に描かれてはいませんが、彼女は己の境遇を嘆き、憂いながらも、フリッツ王のことを心底から愛していたのです。
つまり、始祖ユミルが巨人を複製し続けていたのは、その「フリッツ王への愛」。それだけが理由でした。
そして彼女はいつしか、自身と同じような境遇にいるミカサアッカーマンを座標を通じて見つけ出しました。
彼女は自分と同じようにエレンという男に尽くし続け、彼のことを愛し続ける不器用な女性であり、また彼女もアッカーマン家であるため、奴隷のように扱われて生活していました。
ユミルは「ミカサと自分を重ねていた」のでしょう。
そして自分で決断もできず、ただただ惚れた男に尽くすしかないミカサが最後どのような決断をするのかを見届けた勝ったのだと思います。
つまり、ユミルがエレンの味方をしたのは、エレンに絆されたのではなく、ミカサの最終的な決断を見届けたかったからだと思われます。
そしてそんなミカサは、結局最後は、恋した男を殺してでも前に進むことを決断した。
その様子を見届けられたユミルは、自分が成し遂げられなかった行動を行うことができたミカサを見つめ、満足して笑い、巨人の力を自主的に放棄したのだと思われます。
始祖ユミルが巨人になった理由は何話?進撃の巨人
アニメ進撃の巨人80話である日、ユミルは家畜の豚を逃がした罪を擦り付けなれ逃亡していたところ、偶然「大地の悪魔」と接触することで、巨人の力を手に入れました。
不思議な木を見つけて中に入ると、不思議な生き物(ハルキゲニアと思われる)と接触して巨人の力を得ます。
これが「始祖の巨人」です。
その後、ユミルは巨人の力を使い、エルディアを発展させていきました。
そして大国のマーレを滅ぼしました。
まとめ:始祖ユミルの目的は?何がしたかった?巨人になった理由は何話?進撃の巨人
進撃の巨人で始祖ユミルは巨人の力でエルディアを豊かにします。王は満足して、ユミルとの間に3人の子供を作ります。
ユミルは王を庇って死亡します。王は巨人の力を絶やすなと言って3人の子供にユミルの体を食べさせて力を継がせます。
ここから巨人の力は分裂していき、最終的に九つに分裂することとなりました。
また、巨人になれることのできる民族「ユミルの民」はこの王とユミルの子孫です。
しかし、死してなおユミルの精神は座標の空間に存在していました。
ユミルは死後も王の巨人の力を絶やすなと言う言葉に縛られ、道の世界に留まり巨人を作り続ける事になりました。
この空間の地面の砂を水らしきものでこねて巨人の肉体を作っていました。
エレン達が巨人化した際にどこからか現れる肉体は、ユミルが作ったものが「道」を通して転送されていたということです。
この空間では何年経ったとしても、現実では一瞬です。
そのためユミルが感じていた時間は2000年どころではなく、数億年でもおかしくはありません。
このような現状から解放されるために、救世主となるエレンを待っていたということです。