au(KDDI)の大規模な通信障害が発生。
auや、KDDIの回線を利用する幅広いサービスで音声通話やデータ通信がつながりにくい状態が一部では在も続いていて「まだ繋がらない」という声もみられます。
auショップには復旧のめどを尋ねようとしたり、携帯電話の故障や料金滞納と勘違いしたりした人たちで長蛇の列となりましたが、auのお詫び補償はあるんでしょうか?
au通信障害でお詫び補償は?まだ繋がらない
KDDI通信障害 最大3915万回線に影響「補償も検討」
最大で3915万回線に影響が及んだ、KDDIの通信障害。混乱は、至る所に広がりました。
KDDI・高橋誠社長:「今までの我々の会社の歴史上一番大きな障害だと、私は捉えておりますので。再発防止については、徹底的に社内と、全社一丸となって対応していきたい。申し訳ございません」
広範囲の利用者に多くの支障が出ていることから、補償の問題も浮上しています。
KDDI・高橋誠社長:「今回の障害の内容をもう少し見たうえで、この補償についてはですね、検討していくと」
https://news.yahoo.co.jp/articles/aa804fdd90d3c3afda2e5974c52b803d4495512a
大規模な通信障害が続いているau(KDDI)では、システムの復旧作業を完了したとしていますが、「まだつながらない」という声も見られるように、現在も全面的な復旧には至っていません。
通信量を制限して検証作業を続けているためです。
不具合はau(KDDI)から回線を借りる楽天モバイルなどにも及び、影響は最大3915万回線に上るといい、かつてない規模となりました。
KDDIの個人向けサービス(au(5G)通信サービス)の契約約款(第53版、令和4年7月1日)の57条2項3号は次のようになっています。
通信サービスを利用できない状態になったことをKDDIが認知してから24時間以上その状態が継続したときは、24時間ごとに日割りで基本利用料等を減免する
つまり損害賠償を支払うとの規定と解釈できそうです
総務省は今回の障害が電気通信事業法上「重大事故」に当たるとの認識を示していてKDDIは通信障害の状況や影響を精査したうえで、補償について検討するとしています。
ちなみに、au(KDDI)と同じような規約はドコモにもありNTTドコモでは2021年10月に全体で30時間近くに及ぶ障害がおきたのの、「全く利用できない状態」は2時間あまりに限られたとして、約款に基づく個人への補償などは実施していません。
ソフトバンクでも18年12月に音声通話やデータ通信が利用できない大規模通信障害が発生し3000万人以上に影響がありましたが、同じく損害賠償などはありませんでした。