カーエアコン(車のエアコン)で「AUTO」と「A/C」の意味や使い分けは?
車の暖房をつける時に「A/C」ボタンはオンにしたほうがいいのですか?冷房は?
車のエアコン|autoとa/cの意味や違い・使い分けは?
カーエアコン(車のエアコン)でAUTOは自動的に温度調節してくれます。
25℃に設定しておけば、冬には暖房に、夏には冷房に自動的になります。
その代わり、その設定温度に早くしようとしますので、風がブワーっと強風がでます。A/Cスイッチを入れないと冷房にはなりません。
A/Cスイッチはコンプレッサーを回すスイッチです。
コンプレッサーを回さないと、冷房、除湿はできません。
ついでですが、内気循環にすると効果が早くでます。
●AUTOスイッチの役割
設定温度に合わせて風量・吹き出し口・風の温度が
最適になるよう自動制御されます。
●A/Cスイッチの役割
コンプレッサーがONになり、
冷房および除湿運転を行います。
暖房の機能には関係ありません。
●A/Cスイッチの使い分け方
夏期:A/Cオン
外気温が高いために、
A/Cを入れないと室内が涼しくなりません。
ただし、燃費が悪化します。
(エンジンでコンプレッサーを駆動しているため)
夏期以外:A/Cオフ
外気温がそれほど高くない場合は、
オフでも室内温度を充分制御できるため
窓が曇る場合を除いてA/Cはオフにしておいた方が良いでしょう。
燃費も良くなります。
車のA/Cの役目はふたつあります。
1)冷房
2)除湿
(家庭用のエアコンのように、暖房する機能は無いです)
よって次のような場合にスイッチをONにすればOKです。
●夏場、車内を涼しくしたいとき
●冬場に暖房として使用していて、窓が曇る時
(暖房自体は、A/Cスイッチオフでできます)
それ以外の場合にONにしてもいいですが、エンジンでエアコンのコンプレッサを回しますので燃費が悪くなります。
まとめ:車のエアコン|autoとa/cの意味や違い・使い分けは?
カーエアコン(車のエアコン)の「A/C」は簡単に言うとエアコンを入れたり消したりするボタンです。
つまり暑い時は「AUTO」で良いですが冬の季節に暖房だけ入れたい時に「AUTO」ではコンプレッサーが回り、パワーが取られて燃費が悪くなるため温度だけ一定に保ちたい時「A/C」を押してコンプレッサーを止める為にあるのです。
最適温度は25度を基準に、自身が寒い、暑いと感じたら調整すれば良いと思います。
夏場の長距離ドライブでは、体が冷え切ってきて、27度でもちょうど良いと感じる時もありますし。
A/Cは、雨天、雪、等、窓が曇ってしまう時だけ使用します。
ただでさえ空気が乾燥している冬場なのに、わざわざ燃費悪化やパワーダウンするA/Cで除湿するんですか?(といったら、「俺の車は高級車だからパワーダウンしない」とか反論されるんでしょうがね)
自宅だって、クーラーかけながら石油ヒーター付けないでしょう?
車の空調の仕組みを知らない人が、年中A/C ONで走っています。
ハイブリッドの場合は、設定温度を高くするほど燃費が下がります。
設定温度が高いほど、エンジンが停止する時間が短くなる傾向があります。
ガソリン車の場合は、暖房の熱源の多くは廃熱利用なので、あまり燃費に影響しません。
正確には、エンジンをかけてから15分ぐらいは燃費に影響しますが、30分以上たてば、暖房を最大で使っても燃費への影響はほとんどありません。
エンジンをかけてから時間が経過するほど廃熱量が増えるので、暖房にまわす熱源に余裕が出るためです。
【 注意 】
特に理由がなければ、暖房使用中に『A/C』ボタンを押さないでください。
A/Cボタンを押さなくても、オートボタンを押すと自動的に『A/C』表示が付くことがありますので、この場合はA/Cボタンを押してA/C表示を消してください。
A/C表示が付いていると、除湿のための冷媒ガス圧縮のコンプレッサーが動作しますので、燃費が下がる原因になります。
暖房使用中の『A/C』ボタン(表示)は、ガラスが曇って視界が悪くなった時だけお使いください。
普段はA/C表示無しにしておくことで、燃費が悪くなることを防げます。
ただし機械の構造上、『A/C』ボタン(表示)は、1~2ヶ月に1回は使ってください。
コンプレッサー内部や冷媒ガスの通り道のオイルを、たまには循環させないと不具合の原因になるためです。