ガンダムでアクシズショックとは?
「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」が初出となっていますが、アクシズショックのその後、アムロとシャアはどうなったんでしょうか?死亡?
アクシズショックとは?
アクシズショックとは「逆襲のシャア」の終盤で重力に引かれた小惑星で爆破され二つに分断されたアクシズの破片の一方が地球の落下コースに入ってしまったものの、突如としてアムロ・レイの乗るガンダムから緑色の光が発してアクシズを包み込み、アクシズを地球の重力圏から離脱させてしまった出来事のこと。
アクシズに取り付いた機体群が摩擦熱とオーバーロードで自爆する光景を見たアムロの悲痛な叫びに誘発される形で発生。アクシズを地球から引き離したサイコフレームの燐光はサイコフレームと共に宇宙の彼方へと流れていきます。
物理法則を無視し、世界のパワーバランスを崩しかねないその現象はまさに衝撃的であり、戦後数カ月後には連邦軍の上層部でその名で浸透していたことが「ガンダム ユニコーン」で明らかになります。
当時、アムロ・レイはνガンダムでシャア・アズナブルの乗った脱出ポットを抱え込んだまま無茶を承知で単機アクシズを押し戻そうと、落下するアクシズの下部に取り付きますが、アムロのガンダムとシャアのサザヒーのコクピット周りには「ユニコーン」と同じサイコフレームが実装されていました。
開発したアナハイムエレクトロニクス自身が「理論は不明」と説明していますが、複数のサイコフレームが共鳴したとき、人間の意志を無限に取り込んで物理的エネルギーを発生させるケースがあり、「それ」がこの時発現したというわけです。
アクシズショックでアムロとシャアその後は死亡?
アクシズショックの後νガンダムの機体の所在は不明。その後の世界で確認されていません。
サザビーはシャアが乗っていた球型コクピット以外は地球から離れていくアクシズにあります。こちらは回収されていませんので、そのままアクシズと共にどこかへ行くのでしょう。
アムロは富野監督は「死んだと思ってもらって結構」なる旨の発言をしているそうですし、また、あの状況から考えても「死んだ」と考える方が妥当ですが、一応、公式設定では「行方不明」「消息不明」です。
アムロとシャアはサイコフレームの光に取り込まれたという事らしいです
『機動戦士ガンダム公式百科事典(ガンダム・オフィシャルズ)』に記載があります。以下引用。
(アムロ・レイの項から)
「シャア・アズナブルのアクシズ落としを阻止し、
その戦いの中でシャア・アズナブルのMSN-04サザビーを撃破、
終生のライバルとともに行方不明となった。」
(シャア・アズナブルの項から)
「アムロ・レイのRX-93νガンダムとMSN-04サザビーで交戦。
終生のライバルである連邦軍のエース・パイロットとともに、消息不明となった。」
ガンダムユニコーン エピソード7ではアムロとララァとシャアが残留思念のような描写で出てきたように、彼らはアクシズショックを起こした代償に肉体は消滅して思念体になっているようですね。
しかしシャア本人なのか、残留思念なのかは不明ですが、フルフロンタルにすくなからずソレに近いなにかシャアの意思のような物が残っていたために、最後にシャア本人の思念とアムロ、ララァの思念も迎えに来たという事かもしれませんね。
小説版「機動戦士ガンダム」では、「一年戦争中に戦死」しています。
が、撃墜したのはシャアではなく、シャアの部下である「ルロイ・ギリアム中尉」
アムロとシャアが理解し合い、ともに手を携えようとしたところへ、事情に気づかなかったシャアの部下がガンダムを狙撃してしまった・・・という次第。