あずきバーで釘が打てるとかサファイアよりも硬度が高いとか、
あずきバーをを食べたら歯が折れたなど、あずきバーの硬さにまつわる都市伝説は数多く存在します。
そんなあずきバーを食べるコツが全部で4つあると、
井村屋の広報が発表して話題となっています。
井村屋と言えば、様々なメーカーが出しているあずきバーの中でも、
トップクラスの硬さを誇ると評判で、実際にあずきバーの硬さを実験するyoutube動画でも、
たいていは、井村屋のあずきバーが使われていますね。
あずきバーが硬い理由は?なぜ柔らかいあずきバーは出ないの?
まず、あずきバーがなぜ硬いのか?その理由を説明すると2つあります。
- 空気がほとんど含まれていない
- 添加物がほとんど含まれていない
逆に言うと、食感の滑らかなアイスには基本的に
添加物が含まれていて空気も入っているということになります。
あずきバーは後で説明する通り人工的な原材料は一切使われていないので、
健康食品だということもできるし空気が含まれていない分、お得度も高いアイスですね。
1.空気がほとんど含まれていない
アイスの柔らかくなめらかな食感は、
含まれている空気の量によって調節されています。
含まれている空気の量が多くなればなるほど、
フワッとした軽い食感になるのに対して空気の量を減らせば減らすほど、
ねっとりと重い食感となって硬さも増します。
井村屋のあずきバーがあれほどまで硬いのも、
製造工程であずきバーに含まれる空気を最小限に減らしているからだそうです。
2.添加物がほとんど含まれていない
の量もアイスのなめらかさを左右する要素のひとつです。
食感をやわらかくするには空気の量だけではなく、
添加物(乳固形分)や乳製品の使用量も関係しています。
あずきバーの原材料を見てみると、
- 砂糖
- あずきとあずきの煮汁
- 水飴
- コーンスターチ(でんぷん)
- 食塩
の臣で、アイスのなめらかさを生み出す
乳固形分がほぼ使われていないことがわかります。
井村屋のあずきバーはアイスというよりも氷菓
井村屋のあずきバーの製造工程を一言でまとめると
ゆでたあずきを凍らせるといった感じになります。
そのため、井村屋のあずきバーは厳密にはアイスクリームというよりは、
「氷菓」と呼ばれる氷菓子に分類されるようです。
井村屋のあずきバーは1本あたりには、
なんと小豆100粒も入っている計算で、
一部の豆粒は小豆の風味を残すためにそのままとなっています。
ちなみにあずきバーと言えば、小豆が均一に散らばっていますが、
普通に考えると小豆は下の方に固まってしまいそうです。
なぜ井村屋のあずきバーは粒の小豆ががまばらなのかというと、
原液をかき混ぜながら凍らせる特別な製法を採っている空です。
マイナス35度の冷たい液体をシャワー状にかけ続けることで、
小豆が沈む前に凍らせることができ、小豆が均等になるだけじゃなく、
小豆バーのあの固さに仕上がるんだそうです。
井村屋の小豆バーはさらに小豆も厳選されていて、
5㎜以上7㎜以内が通る穴を通り抜けた小豆だけが使われています。
あずきバーを食べるコツは4つ+1の合計5つ
井村屋のホームページを見てみると、
「固く凍っているため、歯を痛めないようにご注意ください」
といった注意書きが見られます。
ネットでも、
- 「スプーンが折れた」
- 「鈍器のようだ」
といった口コミが寄せられる中、以前に実は
やわらかい「あずきバー」を販売したこともあったんだとか。
ただまったく売れなかったため、すぐに販売中止し、
従来通りの硬いあずきバーのみが売られるようになっています。
そんな硬いあずきバーを食べるコツにはどんな食べ方があるのかというと、
井村屋の広報が紹介していたのが次の4つ。
- 冷凍庫から出して常温で1分ほど置いてから食べる
- 冷凍庫から出して電子レンジの弱いワットで数秒温めて食べる
- 冷凍庫から出して電子レンジでしっかり温めて、ぜんざいにして食べる
- ホットミルクに浸して食べる
やっぱりほとんどの人は、「常温で1分ほど置いてから食べる」やり方を、
日常的に実践していたんじゃないでしょうか。
変わったあずきバーの食べるコツとしては、
「ぜんざいにして食べる」「ホットミルクに浸して食べる」というのがありますが、
あずきバーはもともと、「ぜんざいをアイスにする」という発想から生まれたアイスなので、
食べ方として実は王道と言えるのかもしれません。
そしてもう一つ、あずきバーを食べるコツと紹介をしたいのが、
「おかしなかき氷 井村屋 あずきバー」を使うこと。
井村屋の許可の下、あずきバーの硬度を関市のナイフメーカー「ジー・サカイ」がデジタルロックウェル硬度計で測定したところ、数字が途中一瞬HRC300としめし、サファイアの硬度(HRC 227相当)を超えるという驚愕の事実も判明しています。