火災報知器にカバーをしないでバルサンを炊くとどうなる?鳴ったらどうする?
霧タイプのバルサンは火災報知器に反応するんでしょうか?
バルサンのノンスモーク(霧タイプ)って、火災報知器にカバーしなくても良い
バルサンは火災報知器カバーしても鳴る?鳴ったらどうする?
バルサンを使って部屋の虫(ゴキブリ)を退治する際、火災報知器にカバーをしないでバルサンを炊くとどうなるのでしょうか?
まず、火災報知器にはいくつかの種類があります。住宅やマンションなどで使われるものには、煙を感知する「煙式」や熱を感知する「熱式」という2つの種類があります。
火災報知器の本体に穴が複数ある場合、それは「煙式火災報知器(光電式)」です。この種類は煙を感知するため、燻煙剤やバルサンを焚いた際にも反応してしまうことがあります。そのため、バルサンの煙が火災報知器に入らないように、バルサンに付属のカバーやビニール袋を使って火災報知器を保護する必要があります。
一方で、熱を感知する「熱式火災報知器」は、火災時に特定の温度(65℃以上)になると反応するようになっています。この種類の火災報知器は、バルサンや燻煙剤、湿気や湯気、水蒸気などが出ても、それだけでは誤作動しません。そのため、熱式火災報知器を設置している場合は、特別にカバーをする必要はありません。バルサンを焚いても問題ありません。
もし火災報知器が鳴った場合、対応方法も大切です。煙式火災報知器が誤って鳴った場合は、すぐに管理室などに連絡して誤作動を報告し、警報を止めてもらうようにしましょう。熱式火災報知器が鳴った場合は、まず部屋に火災の兆候がないか確認し、実際に火災が起きていない場合は火災報知器の誤作動と思われます。その際も管理室などに連絡して報告し、適切な指示を仰ぐことが大切です。
火災報知器は、火災の早期発見と安全を守るために重要な役割を果たす装置です。正しい使い方と対応が必要ですので、注意して取り扱いましょう。
バルサンを炊いて火災報知器が鳴らないようにするには?
火災報知器が反応するのは、煙や熱などを感知して火災を知らせるためのものです。
でも、火災報知器の種類によってはバルサンを使うとその煙が火災報知器に入ってしまい、誤って警報が鳴ることがあります。
そのため、バルサンを炊くときは、次の方法を試してみることが大切です。
ポリ袋などで覆いかぶせる方法
コンセントを抜く・電池を抜く方法
本体を外す方法
ポリ袋などで覆いかぶせる方法
ポリ袋などを使って火災報知器を覆いかぶせる方法です。この方法は少し手間がかかりますが、突然の警報を避けることができるので安心です。ただし、袋をしっかりと密封することが大切です。しっかりと密封しないと、バルサンの煙が中に入り込んでしまう可能性があります。
コンセントを抜く
電池を抜く方法: 一軒家の場合、最も簡単な方法です。火災報知器がコンセントに繋がっている場合は、そのコンセントを抜くことで電源を切ることができます。また、電池が入っている場合は、電池を取り外すこともできます。ただし、電池やコンセントを外すときは、感知器や警報器の内部にバルサンが入らないように注意が必要です。
本体を外す方法
この方法も簡単ですが、集合住宅やビルなどでは注意が必要です。本体を外すだけで警報が鳴ってしまうことがあるため、事前に管理会社や防災センターに確認しておくことが大切です。特に大きなビルや集合住宅では、他の場所でも警報が鳴る可能性があるため、注意が必要です。
バルサンを炊いて火災報知器が鳴った場合の対処法
バルサンを炊いて火災報知器が鳴ったら、まず落ち着いて発報した場所を確認しましょう。火災の場合は、すぐに消防署に連絡して助けを求めてください。
誤作動の場合は、本体の電子ブザーを止めるには「音響停止」ボタンを、各階にある非常ベルを止めるには「地区音響一時停止」ボタンを押します。
「音響停止」ボタンは、火災感知器本体にある赤いボタンです。押すと、電子ブザーの音が鳴らなくなります。ただし、非常ベルは鳴り続けます。
「地区音響一時停止」ボタンは、非常ベル盤にある赤いボタンです。押すと、非常ベルの音が鳴らなくなります。ただし、あくまでも一時停止なので、4~6分経過すると電子ブザーと非常ベルが再び鳴り始めます。
誤作動だと判断した後は、中央小扉内の一番右側にある「復旧」ボタンを押しましょう。これにより、火災感知器がリセットされ、元通りの状態になります。
誤作動の原因が取り除かれていない場合は、再び音が鳴り始めることがあります。その場合は、メンテナンス業者や警備会社に連絡して、早急に対応してもらいましょう。
まとめ:バルサンは火災報知器カバーしても鳴る?鳴ったらどうする?
火災報知器にカバーをしないでバルサンを炊くと、火災報知器が煙を感知して鳴ることがあります。
火災報知器には、煙式と熱式の2種類があります。煙式火災報知器は、煙を感知して火災を警報します。バルサンを炊くと、煙が発生するので、煙式火災報知器が反応して鳴ります。
熱式火災報知器は、温度を感知して火災を警報します。バルサンは、煙を発生させるだけで、温度を大きく上げることはないので、熱式火災報知器は反応しません。
そのため、煙式火災報知器を設置している場合は、バルサンを炊くときは、火災報知器にカバーをして、煙を感知させないようにする必要があります。
もし、カバーをしないままバルサンを炊いて、火災報知器が鳴ってしまったら、すぐに管理室に連絡して、火災報知器の警報を止めて貰いましょう。
バルサンを炊いて火災報知器が鳴らないようにするには、以下の方法があります。
■ポリ袋などで覆いかぶせる
これは、最も手間がかかりますが、確実に火災報知器を反応させないようにすることができます。ポリ袋でしっかりと密封し、バルサンの煙が入り込むのを防ぎましょう。
■コンセントを抜く・電池を抜く
一般的な一軒家住宅の場合は、これが一番簡単な方法です。コンセントを抜いたり、電池を抜いたりすれば、火災報知器は完全に電源を切れるので、バルサンの煙を感知することはありません。ただし、感知器や警報器の内部にバルサンが流入しないように、外した際にはポリ袋に入れておくことをおすすめします。
■本体を外す
これも簡単な方法ですが、集合住宅や大きなビルなどの場合は、本体を外すだけで警報が鳴ってしまう場合があります。さらに、その外した部屋以外でも、集合住宅の管理人室やビルの防災センターにある集中監視盤でも警報が鳴ってしまう場合があります。そのため、そのような建物の場合は、事前に管理会社や防災センターに確認をしておきましょう。