バミューダトライアングルの現在は?
数年前に行方意不明になった飛行機がまだ飛んでいた!?とか、船が沈んだり飛行機が原因不明の墜落する【悪魔の海域】として知られていますが、現在も船や飛行機はバミューダトライアングルの海域を通ることはないのでしょうか?
バミューダトライアングル原因は現在も謎?
バミューダトライアングルで消えた船や飛行機や人は、パラレルワールドに行ってしまったといったオカルトな噂もありましたが、事故の殆どは
・原因がはっきりしている
・全く別の場所で起こった
・そもそも全くの作り話
あることが判明しています
バミューダトライアングル周辺は、海が荒れて危険ではあるそうで、昔の航海技術では特に遭難などの事故が多かったのでしょう。
天候が良かったなどとよく付け足されていますが、大半が嘘で大嵐やハリケーンの真っ最中に消失しています。
バミューダトライアングルの地域は、ハリケーン等の多発地帯ですから当然ですね。
そもそも論で言いますと、バミューダトライアングルの海域のサイズと場所、それに通行量を考慮するなら、この海域での遭難件数はそれほど多いものではありません。バミューダ海域で忽然と姿を消したとされる船舶や航空機の多くは、バミューダ海域そのものにはまったく入っていませんでした。
では、いったいなぜバミューダトライアングルが謎とされるようになったのかといいますと、ある事件がきっかけです。
それは、1945年、バミューダトライアングルでの訓練中に海軍機の編隊(フライト19)が激しい嵐の中で消息を絶ったことから始まりました。
この事故の一番論理的な仮説は、編隊長をしていたチャールズ・テイラー大尉の方位計が故障した、というものです。訓練生の機には作動可能な航法装置が装備されていませんでした。編隊は機位を見失い、悲劇的だが単純に燃料不足になったのです。地球が燃料切れの機体に及ぼす重力という不思議な力以外には、謎の力が関与したとは考えられません。救援機のうち1機が離陸直後に炎上したのは事実だが、これは燃料タンクが故障したためでしょう。
まとめ:バミューダトライアングル原因は現在も謎?
「バーミューダトライアングルで船や航空機の遭難が多い」という話自体が都市伝説です。
全く別の場所で起きた事故がこの海域(空域)で起きたと話がすり替えられていたようです。
「フライト19」の事故については実際にこの空域で起きていますが、実際の無線通信内容はオカルト的な話で流布しているものと全く違います(空間識失調による事故である可能性が有力)。
「フライト19」ではグラマンTBFアヴェンジャー5機編隊が全て未帰還となり、捜索に出たマーチンPBMマリナー飛行艇まで帰って来なかったので大騒ぎになった。合計6機が1日で失われるなんて偶然では有り得ない!と。
実は、フライト19の編隊長だったテイラー中尉は、事件の半年前に終わった第二次大戦にも同じアヴェンジャー機で任務についているが、飛行方向を間違え燃料切れで不時着水、味方に救助された経歴がある。無線で誘導され無事帰還したケースも含めると「方向を間違えやすい、うっかりミスの目立つパイロット」とされていた。
現代なら適正なし、とパイロット失格になるところだが、第二次大戦は大量のパイロットを必要とし今戸は比較にならないくらい沢山のパイロットがいた。
また、このフライト19編隊の編隊内の無線通信が傍受され、「ここはどこだ!真っ白で何も見えない!」「何もかもおかしい!奇妙だ!」などと叫んでいたとされる通信記録は実はアメリカ海軍には無い。事件にマスコミが飛び付いた中で、想像で書かれた記事がいつの間にか真実として伝えられたもの。
さらに、当時はGPSなど存在しないし、レーダーもよほど高高度を飛行しない限り吉から2、300キロも離れると探知出来なくなる。そしてフライト19の飛行訓練高度は低め。レーダーから消えるのも当たり前。
最初から方向を取り違えて飛行すれば基地との交信で「とにかく西に向かって飛べ」と言われても、そもそも現在位置を間違ってるのだから逆方向に余計遠ざかる。さらに、いくらアメリカの無線機の性能が優れていた、と言ってもこの頃の音声通信はせいぜい数百キロまで(トンツートンツーのモールス電信なら何千キロも届くが)。次第に声が途絶えて聞こえなくなったのも、通信可能距離を越えて遠ざかったから。
マリナー飛行艇の遭難はまさに偶然。ミステリーと大騒ぎになる原因になった。
ちなみに、該当する「バミューダ・トライアングル」は毎日何百便の旅客機が飛行しているが、霧に包まれて見えなくなっただの、コンパスが狂っただの、無線がウンともスンとも言わなくなっただの、は全く報告されていない。
参考:バミューダトライアングル原因は現在も謎?
以下、1999年に放送された「日本テレビの特命リサーチ200X」という番組での調査結果です。
F.E.R.C Research Report – 緊急追加リサーチ報告
バミューダトライアングルの怪物
1991年9月9日、バミューダ海域で1945年に謎の消失を遂げたフライト19と同じグラマンアドベンチャーという戦闘機が発見された。
バミューダ・トライアングルとは、アメリカ大西洋岸、バミューダ諸島、フロリダ半島、プエルトリコを結ぶ三角形の海域。
魔の海域として全世界に知られており、これまでに100機以上の飛行機や船が気象条件が良好にもかかわらず、何ら痕跡なく原因不明の消失を遂げている。
中でもフライト19という戦闘機が5機も一度に消えた事件は、当時新聞でも取り上げられ話題となった。
その消失事件とは、快晴の1945年12月5日午後3時45分、大西洋海域をパトロール中に起こった。
「方向が全く分からなくなり、海の様子もおかしくなった。」という言葉を最後に消息が絶たれた。
アメリカ海軍による必死の捜索にもかかわらず、フライト19は見つからなかった。
この海域の怪現象には、次のような特徴がある。
- 残骸が発見されない。
- 消失前、方位磁石や計器が突然狂う。
- 不気味な光が出現する。
仮説1.UFOが地球人を標本として採集している。
仮説2.ブラックホールが存在し、その中に吸い込まれる。
仮説3.時間の歪みが起こり、過去や未来の世界へタイムトリップしてしまう等がある。
しかし、FERCでは、特殊な2つの自然条件が複雑に絡み合って、この怪現象が起こっているのではないかと考える。
その2つの自然条件とは、
①メタンハイドレートが広く海域に分布している。
②世界最大級の暖流ガルフストリームが流れている。
という点である。
海底に強く暖かいガルフストリームが流れ込むことで、海底温度が急激に上昇、メタンハイドレート層が破壊されて膨大なメタンガスが発生。
海面に広大な泡を作りだし、船の浮力は低下、船は沈んでしまうのだ。
また、空気中に舞い上がったメタンガスは飛行機のエンジンプラグに引火。
突如爆発するかエンジンが酸素不足になり停止、海へと落ちていくと考えられる。
更に、沈んだ船や飛行機は、メタンガスが噴出したクレーターに落ち、細かい沈殿物に覆われてしまう。
そのため残骸が発見されにくくなる。
泡がはじけることによって、水面上にマイナスイオンが発生。
そこに風が吹くと電流が生じて磁界が起こり、方位磁石や計器を狂わせる。
最後にメタンガスが爆発することにより、光が発生するのである。
今回発見された戦闘機の残骸調査で、機体製造番号からフライト19ではなかったことが判明。
しかし、今回の発見場所近海には、約200の船や飛行機が沈んでいることがわかった。
これらの残骸の詳しい分析を行えば、バミューダ・トライアングルの謎が解明できるかもしれないのである。
引用:http://www.ntv.co.jp/FERC/