美容師国家試験は美容師として働くために必要な国家資格を取得するための試験です。試験は年に春と秋との2回開催。
この資格を取得することによって、美容師としての正式なスタートを切ることができます。美容師は、人々の髪をカットしたり、カラーリングやパーマなどを施すことで、人々の外見を美しく変身させるプロフェッショナルです。
2024年の美容師国家試験は下記のような日程・内容で行われました。
■美容師国家試験の日程・時間
2024年3月3日（日）
■問い合わせ
公益財団法人理容師美容師試験研修センター
〒 135-8507 東京都江東区有明3-7-26 有明フロンティアビルB棟9F
電話 03-5579-0911
http://www.sb.rbc.or.jp/
美容師国家試験解答速報2024
2024年の第49回美容師国家試験は下記のような手段で解答速報を知ることができます。
OACS
twitterのハッシュタグ「#美容師国家試験解答速報」
5ch
「ユーキャン」「資格の大原」と「LEC東京リーガルマインド」では美容師国家試験の解答速報は発表していないようです。
twitterのハッシュタグでは他にも「#美容師国家試験」や「#美容師解答速報」で解答が続々と投稿されるし、5ch掲示版にも解答がドンドン投稿されていきます。
最終的に完成度の高い解答速報が出来上がるスピードで言えば、例年だと5ch掲示版が最も速くなります
また最も正確な解答は理容師美容師試験研修センターの「過去の筆記試験問題」で公開されます。
美容師国家試験の合格基準・ボーダーは？
筆記試験は、55問中60％以上の正答率が必要です。
また、関係法規・制度及び運営管理、公衆衛生・環境衛生、感染症、衛生管理技術、人体の構造および機能、皮膚科学、香粧品化学、文化論および美容技術理論のいずれの課目においても無得点がないこと（すべての試験科目で1つ以上の正答があること）が条件となります。
正答率が70％、80％に達していたとしてもそれぞれの課目に一つでも無得点があれば不合格となってしまいます。
実技試験は、衛生上の取扱い試験で減点が20点以下であること、基礎的技術試験でカッティングとワインディングの減点がそれぞれ30点以下であることが条件となります。
また筆記と実技の両方を受験し「片方のみ合格」した場合、次回の試験では合格した方の科目は試験を「免除」される制度があります。
美容師国家試験の合格率
実施年 実施回 受験者数 合格者数 合格率
2021年3月 第43回 – – –
2020年9月 第42回 4853 2993 61.7
2020年3月 第41回 17288 14709 85.1
2019年9月 第40回 5134 2982 58.1
2019年3月 第39回 18,521 15,956 86.2
2018年9月 第38回 5,076 2,565 50.5
2018年3月 第37回 18,219 15,635 85.8
2017年9月 第36回 5,117 2,873 56.1
2017年3月 第35回 18,526 16,498 89.1
2016年9月 第34回 5,148 2,884 56
2016年3月 第33回 18,376 16,365 89.1
美容師国家試験の出題範囲（筆記）
筆記試験では、美容に関する幅広い知識が問われます。主な出題内容は、以下のとおりです。
美容技術理論
人体の構造及び機能
皮膚科学
香粧品化学
関係法規・制度及び運営管理
公衆衛生・環境衛生
感染症
衛生管理技術
- 実技試験
実技試験では、美容師として必要な技術が問われます。主な試験内容は、以下のとおりです。
カッティング
ワインディング
パーマネント
ブロー
メイク
着付け
美容師国家試験のポイント
美容師として働くためには、まず厚生労働省が指定する専門学校に通い、必要な知識や技術を学びます。その後、美容師国家試験に合格する必要があります。この試験には、筆記試験と実技試験の2つがあり、両方に合格することが必須です。
筆記試験では、美容に関する技術や知識、理論はもちろんのこと、人体の構造や機能、物理、化学、公衆衛生法や美容法といった法令に関する問題など、幅広い分野から出題されます。これらの問題に対して、日頃から学んできた知識を活用して解答します。また、過去問題集を解くことで、試験の傾向や対策を理解することが可能です。
実技試験では、カッティングやワインディングなど、実際に美容師として働く上で必要とされる技術を披露します。この試験では、技術の正確性はもちろん、衛生管理にも注意が払われます。実技試験の内容は、時代の変化に応じて見直されることがありますが、基本的な技術の習得は美容師にとって非常に重要です。
美容師国家試験の合格基準は、実技試験と筆記試験の両方において定められています。実技試験では、衛生上の取り扱いや基礎的な技術試験における減点が一定基準以下であることが求められます。筆記試験では、正答率が60％以上であり、さまざまな課目において無得点がないことが条件となっています。
美容師国家試験の難易度,感想
美容師国家試験に合格すると、美容師免許が付与され、美容師として働くことができるようになります。美容師は、美容室やサロンだけでなく、美容関連企業や教育機関など、多岐にわたる分野で活躍することができます。美容師としてのキャリアを積むためには、この国家試験の合格が第一歩となります。美容師を目指す人は、専門的な知識と技術を習得し、この国家試験に挑戦することが重要です。
