漫画『ブラック・ジャック』にでてくるピノコの正体は？
ピノコは謎に満ちたキャラクターですが、最後は死亡？
ピノコの正体は？畸形嚢腫は実在？ブラック・ジャック
漫画『ブラック・ジャック』にでてくるピノコは双子の姉の体内にある奇形腫の中に、脳や手足、内臓などがバラバラな状態で誕生しました。姉はピノコの存在を認めず、摘出手術を受けようとしたのですが、ピノコは超能力を使って手術を妨害し続けます。
絶体絶命の状況の中で、ピノコはブラック・ジャックに助けを求めます。ブラック・ジャックはピノコの命を救い、人工の体を与えて、一人の少女として育て上げました。
■愛され続けるピノコ
ピノコは、天真爛漫で好奇心旺盛な性格です。また、正義感が強く、困っている人を放っておけません。しかし、おてんばな一面もあり、ブラック・ジャックを困らせることも少なくありません。
ピノコは、ブラック・ジャックにとってかけがえのない存在です。ピノコの明るさと無邪気さは、ブラック・ジャックの孤独な心を癒します。また、ピノコはブラック・ジャックにとって、大切な家族であり、助手でもあります。
ピノコは、読者にとっても、愛らしいキャラクターとして親しまれています。ピノコの無邪気な笑顔や、ブラック・ジャックとのやり取りは、多くの読者に癒
ピノコの正体とは？
ピノコは、双子の姉の体内にある奇形腫の中で誕生したため、本来の人間とは異なる存在です。しかし、ブラック・ジャックの手術によって人工の体を与えられたことで、人間としての機能を備えています。
ピノコの年齢は、18歳と設定されています。これは、姉が18歳の時にピノコが誕生したことに由来します。しかし、ピノコは人工の体を与えられたことで、成長することがありません。そのため、精神的な年齢は、幼い子供のままです。
ピノコは、ブラック・ジャックを「おくたん（奥さん）」と呼び、愛情を注いでいます。しかし、ブラック・ジャックはピノコを娘のように思っており、恋愛感情を抱くことはありません。
ピノコの最後は死亡？畸形嚢腫は実在？ブラック・ジャック
ピノコの最後について、ブラックジャックには明確な最終回はありません。
ただ週間連載最終作となった「人生という名のＳＬ」という最終回的な作品はあります。
飛行機でうたた寝をしたブラックジャックの夢に、如月めぐみ・ドクターキリコ・本間先生など印象的なキャラがつぎつぎと現れ、
それぞれのやり方で彼を激励する・・・という最後となっていて、８頭身ピノコが優秀な助手として現れます。
このピノコに対してブラックジャックは「おまえは私の妻じゃないか、世界一の奥さんじゃないか・・・」と言うのですが、これは夢落ちです
彼の潜在意識が現れたのかもしれません
OVA版『ブラック・ジャック FINAL』ピノコのにおける設定
OVA版『ブラック・ジャック FINAL』では、ピノコの設定が一部変更され、西園寺グループの令嬢である西園寺ゆりえの妹という設定になっています。この設定では、ピノコがゆりえの体内で存在していたことで、病から守られていたという描写があります。最終的には、ピノコの肝移植によってゆりえの再生腫瘍の発生が抑えられ、二人は再会することができました。
まとめ：ピノコの正体は？最後は死亡？畸形嚢腫は実在？ブラック・ジャック
ピノコは双子として生まれるはずでしたが、正常な人間の形を持たずに姉の体の中で成長しました。この状態を「畸形嚢腫（きけいのうしゅ）」と呼びます。畸形嚢腫とは、体の中に異常に成長した組織が存在する状態のことを指します。ピノコの場合、脳や手足、内臓などがバラバラの状態で姉の体内に収まっていました。
■ピノコの摘出と再生
ピノコは、あちこちの病院で摘出手術を試みられましたが、超能力によって手術道具を破壊したり、医師たちを狂わせるなどして手術を妨害しました。このため、普通の医師では手がつけられず、最終的にブラック・ジャックの元に運ばれてきました。ブラック・ジャックも最初は手術を妨害されましたが、「摘出しても培養液に入れて殺さない」と説得して、麻酔をかけて摘出に成功しました。その後、ブラック・ジャックはピノコの体を再構成し、一人の女児として「組み立て」ました。
■ピノコの年齢と自称
ピノコは実質的には摘出された時点で「0歳」ですが、体内で生きていた期間を考慮し、自分は18～20歳の「レディ」だと主張しています。これは物語の中で一貫して描かれており、ピノコ自身が「手塚治虫という人が適当に書いたせいだ」と冗談交じりに語ることもあります。しかし、実際の知性や行動は幼稚園児程度であり、幼稚園にも入ったことがありますが、暴れて入園を拒否されました。
■ピノコの体の構造と超能力
ピノコの体は、ブラック・ジャックが合成樹脂製の部品と組み合わせて作り上げたものです。彼女の顔や胴体などは完全な作り物であり、腹部や頭部のパーツをプラモデルのように外すことができます。誕生直後は全く体を動かせず、ブラック・ジャック同様に厳しいリハビリを乗り越えて体の自由を獲得しました。
■ピノコの姉との関係
ピノコの姉は、ピノコを「妹」と認めておらず、手術後も関係は改善されませんでした。しかし、姉がピノコの存在を完全に否定したわけではなく、後にピノコが白血病を患った際には、ブラック・ジャックの依頼に応じて血液などを提供しました。この時も、姉は妹と認知する立場を一貫して否定していました。
