ブレードランナーの違い完全版,劇場公開版,ディレクターズカット版

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映画「ブレードランナー」には

完全版

ディレクターズカット版

など、いろいろありますがなにが違うのでしょうか?

「リサーチ試写版」あるいは「ワークプリント」(1982)
オリジナル劇場公開版(1982)
インターナショナル劇場公開版『ブレードランナー 完全版』(1982)
『ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版』(1992)
『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007)

がありますが、クロニクル と 最終版は内容が違うのでしょうか?

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ブレードランナーの違い完全版,劇場公開版,ディレクターズカット版

映画「ブレードランナー」には現在以下の5つのバージョンが存在しています。

「リサーチ試写版」あるいは「ワークプリント」(1982)
オリジナル劇場公開版(1982)
インターナショナル劇場公開版『ブレードランナー 完全版』(1982)
『ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版』(1992)
『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007)

さらに、1982年に日本で公開された『ブレード・ランナー』は

オリジナル劇場公開版(1982)
インターナショナル劇場公開版『ブレードランナー 完全版』(1982)

の2種類であり、82年の劇場公開版、ビデオ発売された完全版、92年公開の最終版とで解釈が変わってくるとされています

どのバージョンもほぼ終盤まで話はおおむね同じですが、タイレル社長の目にロイが指を突っ込み血が流れ出す場面の有無など、劇場版とファイナルカット(ディレクターカット)では結末も違います。

本編中にもヒントになる伏線がちりばめられているある謎について、劇場版ではその伏線を全部無視して本来意図した結末(謎の正解)とは違う形で終わってます。

ディレクターズカットでは、その謎を明かす決定的なカットを入れて、劇場版と全く逆(本来はこっちが正解)の結末になっています

デッカードのナレーションが聞かれなければ「ディレクターズカット」でしょう。「ファイナルカット」は当時、東京と大阪の2館のみの上映だったようです。

それぞれのバージョンの違いは次のとおり

■「リサーチ試写版」あるいは「ワークプリント」(1982)

・映画を公開する前に観客の反応を見る為に上映されたバージョン。
・冒頭の目のズームアップショットがない。
・デッカードのモノローグがない。
・デッカードが食べる二つで十分なものが唯一画面に映されるバージョンである。
・音楽や台詞が違っている。
・ラストはデッカードとレイチェルがエレベーターに乗り込んで「THE END」、唯一エンドタイトルがない。

など

■オリジナル劇場公開版(1982)

ワークプリント・バージョンでのリサーチの結果が思わしくなかったので
・内容を説明する為のデッカードのモノローグがいたるところに施される。
・ハッピーエンドにする為『シャイニング』のアウトテイクの空撮映像とデッカードとレイチェルが車に乗っているカットが付け加えられる。

■インターナショナル劇場公開版『ブレードランナー 完全版』(1982)

ヨーロッパや日本でも公開されたオリジナル劇場公開版でカットされたいくつかの場面を付け加えたバージョン。
ロイがタイレルの眼窩に指を突っ込むカットなど主に暴力的なカットが復活。

■『ディレクターズカット/ブレードランナー 最終版』(1992)

ワークプリント・バージョンの存在がファンの間で取り沙汰されるようになった為
公開10周年を機にファンの要望に応える形でリリースされたバージョン。
初期の公開バージョンからナレーションやハッピーエンドのラストをカットして
作品本来の姿に近いワークプリント・バージョンに近づけている。
さらに「デッカードが見るユニコーンの夢」のシーンが追加され、
デッカード自身もレプリカントであるという解釈が広げられている。
インターナショナル

■『ブレードランナー ファイナル・カット』(2007)
公開25周年を記念し、再び監督自身の総指揮によって編集されたバージョン。
細かなミスが直されたり、他のバージョンからアイスホッケーマスクを着けて踊る女達や暴力的な場面が復活している。

まとめ:ブレードランナーの違い完全版,劇場公開版,ディレクターズカット版

ブレードランナーは大きく分けると

①「オリジナル劇場版」
②「完全版」
③「最終版(ディレクターズ・カット)」
④「ファイナル・カット」

といったバージョンがあります。

さらに上記4本を大きく分けると、

(1)ナレーション付き、別撮りエンディング付きの①②
(2)ナレーション無し、エンディング・カット、追加シーンありの③④

の2つに別れます。

完全版→ほぼ普通の劇場版

ディレクターズカット版→リドリー監督が撮りたかったエンディングバージョン

ファイナルカット版→ディレクターズカット版の高画質版&ミスの修正(辻褄が合わない場面など)

といった感じです。

もともと監督のリドリー・スコットが作った「ブレードランナー」が、公開前に「内容が分かりにくいのでは?」って事で監督の意図とは別に、映画会社がハリソン・フォードによる主人公のナレーションが全編にわたって入れられ、エンディングに別に撮影された明るいシーンが何分間か付け足されました。それが①②です。

②は、①でカットされた数秒の残酷シーンが復活しているだけなので、①②の内容に大きな違いはありません。

一方、監督が公開から何年も経ったあとで、自分の本来の意図通りの編集にしたバージョンが③です。

①②で加えられたハリソン・フォードのナレーションが全面カットされているのと、ラスト何分間かのエンディング・シーンがカットされ、「ユニコーン」のワン・シーンが加えられています。

④は、③と基本的には同じなのですが、画質が段違いにクリアになっています。映画館で観に行きましたが、別の映画か?と思えるほどの画質の良さに感動しました。また、細かい部分でCGによる修正もあり、③の違和感は全くなくなりました。

ブレードランナー・クロニクルは

・オリジナル劇場版(1982年)
・インターナショナル劇場版(1982年、通称『完全版』
・ディレクターズカット 最終版(1992年)

の3バージョンを見られる仕様

ブレードランナー ファイナルカット(2007年)

という仕様です。それぞれ小さなカットの差がありますが、

・劇場版 デッカードのモノローグがある、ラストは「シャイニング」の没カットを使用したハッピーエンド
・完全版 タイレル殺害場面が追加
・最終版 モノローグ無し

デッカードが夢を見る場面が追加
ドアを閉める場面でラスト

・ファイナルカット

デジタル加工で各所を修正
幻のVFX画像を使用
鳩が飛び立つ場面を修正

など、細かく色々違っています。

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