「ブルーインパルス」の展示飛行を撮影するコツは?
ブルーインパルスを撮影する時のカメラとレンズの設定はどうするのが良いんでしょうか?
ブルーインパルス撮影方法|レンズ・機材は?
ブルーインパルス撮影でレンズは500mm以上が必要です。
基地内からでも300mmだとツライです。
晴天だったらシャッタースピード1/1000以上、絞りf8~、ISO200前後って感じですね。
その日の状況で多少変わりますが、だいたい上記が目安です。
飛行している航空機を撮影する場合はシャッタースピード優先(キヤノンならTv)モードでの撮影が一般的ですが、マニュアルモードでの撮影もおすすめです。
ブルーインパルスのように編隊を組んでいる飛行機を撮る場合、被写界深度を稼ぐ為、ある程度絞る必要があります。
尚且、画質の面を考慮すればF8あたりが望ましいでしょう。
そして手ブレ、被写体ブレを防ぐためにシャッタースピードは1/1000以上は確保したいところです。
また、大きく旋回していくと順光→逆光、または逆光→順光とめまぐるしく露出が変化します。
この露出変化に対して、どう考えるかは撮る側しだいですのでISOを固定するなら200を目安に、天候等を加味して設定してください。
機体の露出を一定にしたい場合はISO自動で100~800程度に設定しておけばよろしいかと思います。
AFモードはAIサーボ、測距エリアは領域拡大(任意選択周囲)AFかゾーンAFが撮りやすいでしょう。
以上をまとめると、晴天の場合マニュアルモードでISO200固定、シャッタースピード1/1000~1/1250、絞りF8、この辺りが順光での適正露出です。
ISO自動なら、シャッタースピード1/1250、絞りF8がお勧めです。
また航空機を撮る場合どうしても機体をファインダーの中心に置いて撮りたくなりますがソロ機をアップで狙う以外では機体を端に置いてスモークを入れたほうがいいでしょう。
雲がなければ第一区分での飛行となります。
この場合、縦方向の飛び方になるので縦構図が有効です。
うまくスモークを入れて立体的に写るよう心掛けましょう。
航空祭でのブルーインパルス展示飛行であれば、会場正面に向けて構えて、左右方向の動きを腰の回転で追う様にすると機体を追い易いです。
それとブルーインパルスはその時の気象状況で1~4区分の演目を行います。 予め雑誌等でどの様な演目が有るのかを調べておき、場内放送(スタッフの解説)をよく聞き機体の動きを予想すると追い易いです。
ブルーインパルス撮影方法|コツは?
ブルーインパルス撮影方法・コツはまずブレないこと。ご自身の「ブレないシャッタースピード」を決めてください。だいたいの人は1/1000秒くらいですね。自信がなければ1/2000秒でも良いかと。それを基準に露出(絞りと感度)が決まるように。晴れていればISO200で開放ならまずシャッタースピードは確保できます。ただ理想は一段絞りたいですけどね。曇っていると、露出補正で+1くらいしたりするので感度400はないと厳しいかも。その辺は撮る時に測ってください。
AFはAIサーボに設定。フレーミングはとにかくしっかり。構図は好みですが、スモークを引く分も考慮して。
あと、できれば演目の流れを覚えた方がいいです。「どこからくるかわからない」ためにフレーミングする間も無く過ぎてしまうこともありますから。YouTubeに動画はたくさん上がってますから、流れだけでも覚えましょう。
とにかく動きのある被写体です。予め「こう撮りたい」というものがなければ、いきなり撮れません。それも10回は通わないと「かっこいいもの」は撮れませんので。
また航空際で大事なポイントに、「撮影場所を何処にするか」があります。
隊員の動きや離陸時の撮影をしたいのでしたら、最前列が良いでしょう。
展示飛行演技を中心にするなら、「全体を見渡せる後方側の広いところ」となります。
離陸してから実際の演技が始まるまで、多少の時間がありますから、「離陸したら、最前列から撤収移動」という方法もあります。ただし、人が多いので困難を極めます。
ブルーインパルス撮影方法・コツは?レンズ・機材のネットの口コミは?
ニコンZ9にNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S &2倍テレコンを装着して撮影したブルーインパルスのカット。
— 写真家 KEN五島 KENGOSHIMA 建築写真撮影業務&政府専用機など航空機を撮影 (@Ken_Goshima) August 26, 2022
千歳基地航空祭から早くも1ヶ月経とうとしています。かなり暑い日となり8月は猛暑かなと思いましたが、思いのほか涼しく北国らしい爽やかな空気を感じる夏でした。 pic.twitter.com/JC3GMKh6RX